知っておきたい医院選びの際のポイントとは?
注意点①
- ドクターの経験年数は?
インビザライン®を導入するための実績
- インビザライン®導入のセミナーを受講するためには、5年以上の矯正臨床経験のあるドクターという規約があります。ですが、これは自己申告ベースであるため、矯正治療の経験の乏しいドクターも存在しているのが実情です。
注意点②
- 治療のシミュレーションは本当は自分に合っていない可能性もある?
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インビザライン®では、採取された歯型、担当医の治療計画をもとに、コンピューターエンジニアが治療のシミュレーションを作成し、問題があればドクターが修正を行い、それが治療に反映されます。
ところが、インビザライン®を行う歯科医師の約4割が、コスタリカのコンピューターエンジニアがつくった初回のクリンチェック(シミュレーション)を全く修正せずに承認し、患者に適応してしまっているというデータを、インビザライン®の日本支社「インビザライン®ジャパン」が発表しています。
この点が今のインビザライン®の危ういところかと感じています。実際、インビザライン®の治療で何となく並んだが、咬みあっていないというような方が当院に再治療のために訪れてくることも多くなりました。
この現状を回避すべく、インビザライン®ジャパンは、インビザライン®の質の向上のため、日本の一部ドクターのクリンチェック作成を横浜の施設に移管し、そこで日本の技工士資格を持った担当者がクリンチェックを作成するようにしました。
当院のケースもそこに移管され、横浜で設計を依頼しています。
インビザライン®はあくまで矯正装置の一つですので、それ以前に患者様のデータをしっかり分析し、矯正の診断を行うことが一番大事で、次に道具であるインビザライン®の設計をしっかり行い、クリンチェックを綿密に作り込むことが大事であると考えています。
私は、このような考えを共有し、共通のゴール設定を目指してディスカッションできる知識や熱意のあるドクターとのみ協力し、共により良い治療をすることに喜び、やりがいを感じています。