矯正装置によく使用されているパーツでもあるブラケット。そもそもブラケットとは、どの部分を指すのでしょうか?
しばしば見られるワイヤーで歯を固定する矯正装置。よく見ると歯の表面に金属の留め具が付いているのが分かるはずです。その金属の留め具をブラケットと呼びます。留め具を利用して、歯とワイヤーを固定しています。ブラケットを調整することで、少しずつ歯を動かしていくのです。
白い歯の表面に金属の留め具があることで、矯正中目立ってしまうと気にする人もいるかもしれません。そのような方には、留め具が歯と同色のセラミックで出来ている矯正装置がおすすめです。費用は金属の留め具と比べ、やや高額になります。
その他にも見た目が気になる方は、舌側矯正装置を使用する治療法もあります。歯の表面に付ける矯正装置を歯の裏側に装着することで、目立たなくすることが可能です。
しかしながら、矯正装置を裏側につけることによるデメリットも存在します。1つはお口の中の違和感です。舌がよく触れる場所でもあることから、慣れるまでは気になるという方もいます。
もう1つは発音の問題です。声を発する際には舌を複雑に動かし、音を出す動作をしています。矯正装置があることで、その動きが妨げられ、発音がしにくくなるケースがあるのです。
最近では、舌の動きを邪魔しない舌側矯正装置も出てきているため、心配な方はこの矯正装置を使用することで安心して治療を進めることが出来ます。