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部分矯正
2017.03.17

歯槽膿漏で動いた歯並びを直せる 歯周病治療後に受ける部分矯正

はじめに

歯槽膿漏は歯を支えている骨が少なくなることで様々な症状が起こるものです。歯の揺れによって歯並びが乱れてしまうこともあります。まずはお口の中の悪い部分を治すことが先決ですが、完治した後には部分矯正によって歯並びを治せるケースもあります。歯並びが悪くなって諦めてしまっていた方でも歯並びを元に戻すことが出来るかもしれません。今回は歯周病の治療後に出来る部分矯正についてご紹介します。

歯槽膿漏の症状とは
歯槽膿漏の症状とは

歯槽膿漏になると骨が減少し、歯や歯ぐきに悪影響が出てきます。出血や痛みを伴うこともあります。歯が揺れる等の症状が出てきますが、歯槽膿漏では最悪の場合骨が抜け落ちてしまうこともある恐ろしい病気でもあります。症状が進行してくると歯の間のスペースが広がって物が挟まりやすくなります。さらに進行すると歯が移動することで歯並び自体も変わってきてしまい、見た目にも影響があります。歯ぐきが下がってくることによって歯が長く見えてしまうこともあります。これは本来顎に埋まっている歯の根っこまで見えるようになることで歯が長く見えてしまうものです。このような歯ぐきの病気は全世界の人口の約70%の人が患っているといわれています。

歯槽膿漏(歯周病)の治療法とは

矯正治療によって歯槽膿漏で動いた歯の回復が出来るケースもあります。しかしながら、矯正を行うためにはお口の中を健康な状態にしておく必要があります。歯槽膿漏を治し、健康にするためには何を行うべきなのでしょうか。

まずは、歯科医院で歯槽膿漏の治療を行うことが大切です。歯の周りには歯周ポケットと呼ばれるスペースが存在します。この空間に食べかすが溜まり、やがて歯石となり細菌が繁殖しやすくなってしまいます。深い歯周ポケットになると歯ブラシでは届かない場所に歯石が存在することもあります。その場合には歯科医院で治療を行い、歯石を除去してもらいます。

歯科医院でも治療は行いますが、完治には患者様の協力も必要になります。自宅での毎日のブラッシングでも気を使い、お口の中を常に清潔にしておくようにしましょう。具体的には電動歯ブラシ、歯間ブラシやフロスの使用がおすすめです。これらの道具も自分に合ったものを使うことが大切です。

歯槽膿漏(歯周病)は予防も大切

矯正を行って歯並びが良くなっても再び歯槽膿漏になってしまうとせっかくの治療が台無しになってしまいます。このような事態を招かないためにも事前の要望が重要になってきます。

お口の中の細菌が最も繁殖するのは就寝中といわれています。朝起きるとお口の中が気持ち悪く感じるのもこのためです。就寝前には念入りに歯磨きを行い、細菌を出来るだけ少なくしておくことが大切です。また、朝の歯磨きも念入りに行うことで細菌を減らしておくようにしましょう。また、歯ぐきの腫れを抑える歯磨き粉を利用することで出血を抑えやすくなります。これだけで症状が改善できるわけではありませんが、口臭の原因となる出血、血の臭いを防ぐ効果が期待できます。合わせてマウスウォッシュなどの洗口剤を使用することも効果的です。

歯槽膿漏の方の部分矯正治療
歯槽膿漏の方の部分矯正治療

歯槽膿漏の方の部分矯正治療はまず、歯槽膿漏を治すことが大切になります。治っていない状態で矯正を行うとかえって悪化させてしまうことがあるためです。最近の研究では、歯ぐきの細菌性の腫れを抑える状態にまで治療が進めば、矯正を行っても問題がないということも分かってきました。

矯正を行い、歯並びを改善することでお口の中を清潔に保ちやすくなり、歯槽膿漏もさらに改善するという好循環も臨床例として確認されています。歯周病になると歯周病菌が歯ぐきを通じて血液に入るため、細菌が体全体に回っていくことになります。

お口の中の細菌が原因で脳梗塞、心筋梗塞、脳出血になる可能性もあるといわれています。糖尿病になるとインスリンを使用しますが、細菌によって薬の効果を低下させてしまい、血糖値が上昇しやすくなることもあります。歯周病菌から全身に悪影響を及ぼすケースもあるため、矯正治療でお口の中が健康になることで、全身の健康に良い影響を与えられます。

がたつきのある歯を理想的な歯並びに

歯槽膿漏で歯が動き始めると歯が重なる、傾くなどの状態になり、その部分に食べかすや歯石がたまりやすくなります。そうなると歯周病菌が繁殖しやすくなります。

歯が動揺すると元々生えていた位置から動いていてしまうことがあります。そのため、この動いてしまった歯に対して部分矯正を行い、元の位置に戻す治療を行います。矯正を行うことで普段の歯磨きが行い易くなるメリットもあります。

矯正というとよく見える前歯を治すイメージを持つ方もいますが、奥歯を治すことでメリットもあります。歯が動き複数の歯が重なってくることで、歯の根の分かれ目に細菌が入ることがあります。歯磨きでのお手入れが難しいこの部分は別途、治療を行うことで改善をしていきます。

では実際にどのような処置を行っていくのでしょうか。まずは1本の歯を2本に分割することで二股に分かれていた部分をなくしていきます。この措置により、手の届かなかった部分のお手入れが簡単になります。

また、根が3つに分かれているケースの場合でも、同様に根の1本、または2本を除去することで、お手入れがしやすい状態にしていきます。このように奥歯でお手入れがしにくい状態の場合には複数の根が存在しているため、分割や一部の根の除去を行います。その後、空いたスペースに歯を移動させることで歯並びを整えます。

まとめ

歯槽膿漏になると歯が動くことで歯並びにも悪影響が出てきます。しかしながら、歯並びが乱れてしまっても矯正治療で改善が可能です。そのためには、まずは歯槽膿漏を治すことが大切です。歯科医院に通うことはもちろんですが、自身での治療も完治するための重要な要素の1つです。歯周ポケットに入った歯石を取り除く等の措置によって治療を進めていきますが、ケースによって通院する回数も異なります。まずは歯科医師との相談の上で、矯正治療までのスケジュールを決めていくことで患者様のライフスタイルにあった治療が出来るようになります。

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