マウスピース矯正(インビザライン) コラム
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マウスピース矯正(インビザライン)
2017.02.27

インビザライン(マウスピース矯正)治療中の口の閉じ方のポイントとは

はじめに

インビザライン(マウスピース矯正)の治療中のみなさんにおたずねいたします。「鼻呼吸」と「口呼吸」の具体的な違いや意識の仕方について考えたことはありますか。

この「口呼吸」はできるだけ早く改善するべきものです。というのも、「口呼吸」をしていることで常に口のなかが乾くと、インビザライン(マウスピース矯正)にも影響してしまうようなさまざまな悪影響があるからです。

そういったことから、今回は「口呼吸」のさまざまなことについてご紹介したいと思います。

口呼吸の影響

人は「鼻呼吸」をすることで無意識のうちに体の健康を守っています。その理由は、鼻のなかにある「鼻毛」がフィルター役をしているからです。空気中のさまざまな物質が体内に入ることを「鼻毛」が防ぎ、さらに鼻のなかの粘膜が体内に入る空気を浄化しています。そのため鼻と違ってそういったことができない口での呼吸は、体にとって危険なことなのです。

ここで「口呼吸」をすることでどういった影響が出るかを説明します。

<風邪>
まず「口呼吸」の影響としてあげられることは「風邪」です。「風邪」を引いてしまうすべてのきっかけは、口のなかにいる風邪の菌が「口呼吸」により喉から体内に入ってしまうことにあります。

また「風邪」の菌は基本的に乾燥した場所を好むものです。そのため日常的に「口呼吸」をしていることで口のなかが乾くと、風邪の菌が大量に住み着いた状態であると思っていいでしょう。

このような事情から、「口呼吸」をしている人は比較的風邪を引きやすい体質であると言えます。体調が良くなってもあまり間を置かずにまた口のなかにいる風邪の菌が体内に入り風邪を引くという悪循環が発生しているのです。

<虫歯、歯周病>
「口呼吸」により口のなかが乾くと、「虫歯」や「歯周病」にもなりやすいものです。歯が「虫歯」になる原因には、「食生活」と「虫歯の菌」と「唾液の質と量」があります。そのため「口呼吸」をすることで口のなかが乾燥し、唾液の量が減れば必然的に虫歯になりやすい口内環境になるというわけです。

また、虫歯になりやすい口のなかは歯肉炎にもなりやすいです。歯肉炎は歯周病になる前兆の症状でもあり、放置しておくと歯周病を引き起こす原因にもつながります。唾液がいかに口のなかの健康を維持しているのかがわかるかと思います。

<呼吸器系の病気>
「口呼吸」は口のなかだけでなく、口のなかよりさらに奥にある呼吸器系にも影響してしまいます。「肺炎」や「気管支喘息」、また「睡眠時無呼吸症候群」にもつながることがあります。

「肺炎」や「気管支喘息」は口のなかから呼吸器に入り込んだ雑菌などが原因により引き起こされるものですが、「睡眠時無呼吸症候群」はまた別の理由です。「睡眠時無呼吸症候群」の原因は、物理的に気道が狭くなってしまうことと、脳にある呼吸をするよう体に指示を送る呼吸中枢の異常の2つあります。

そのうち物理的に気道が狭くなってしまうことに「口呼吸」は関係しています。「口呼吸」をしている時の口の動きは、下顎が脱力して下に落ちた状態であり、それにともない舌も位置が下がり、喉の方に落ち込むような状態になります。

その結果、通常よりも気道が狭くなってしまい、「睡眠時無呼吸症候群」のきっかけになることがあるのです。

<歯並び>
「口呼吸」を幼い頃からしていると歯並びに影響してしまいます。その理由は、子供は「鼻呼吸」をすることにより鼻の横にある「上顎洞」という大きな空洞と上顎の骨格の発育が促されるのです。

ちなみに人は赤ん坊の頃から既に無意識に「鼻呼吸」をしています。母乳を飲んでいる時の状態がそれです。

しかし子供は風邪を引いたり、それがきっかけで副鼻腔炎になったりアデノイド肥大になったりすることで「鼻呼吸」が難しい状態に晒されることが多いものです。それにより口から呼吸をすることを覚えてしまい、それが癖になってしまうことで「鼻呼吸」をすることを忘れてしまうことがあります。

結果、上顎の骨がうまく発達できず、永久歯がきれいに生えそろうために必要なスペースが確保できず、歯並びが悪くなるという運命が待っていることになるのです。

顔にあらわれる口呼吸の影響
顔にあらわれる口呼吸の影響

「口呼吸」は体の健康だけではなく、顔にも影響します。「口呼吸」をしている時の口は少しだけ開いている、半開きといった状態になります。そのため顔の筋肉が緩んだ状態になり、ポカンとした表情を作ってしまいます。つまり無気力そうな、やる気がなさそうな締まりのない顔になるというわけです。

また「鼻呼吸」をしていないことにより鼻の周りの筋肉が使われず、その影響により頬のたるみの原因になることもあります。「口呼吸」の影響により顔の見た目も大きく変わってしまうということは、実に驚くべきことです。

口呼吸を改善する方法

口呼吸を改善するには、意識して口呼吸の習慣を直さなくてはなりません。おすすめの改善方法をご紹介します。

<「あいうべ体操」>
無意識に口を開いてしまい、「口呼吸」をしている場合の改善方法があります。その方法とは言葉を発音することで「口呼吸」から「鼻呼吸」へ変える「あいうべ体操」というものです。

これは「あ・い・う・べ」の言葉をそれぞれ大きく口を動かして発音するだけのいたってシンプルなものです。この運動は「あ・い・う・べ」と発音するまで約4秒から5秒かけるようにゆっくりとしたペースで行いましょう。これを1セット10回程度行い、一日3セットを目標に行いましょう。

また顎関節症などにより、「あ」と「べ」の動きをすることが難しい場合は「い」と「う」のみを発音するだけでもトレーニングの効果はあります。ぜひ試してみて下さい。

<口にテープを貼る>
夜、寝ている間に無意識に「口呼吸」をしている場合、自分で治すことはほぼ不可能です。しかし口のなかが乾くとそれによる不快感で目が覚めてしまったり、睡眠時無呼吸症候群の引き金になってしまうかと思うと、どうにか改善できないものかと思うものです。

そんな時に行う簡単な「口呼吸」の対策が、口にテープを貼るということです。これは物理的にテープにより唇同士を合わせさせてそれを固定するという方法ですが、実はとても効果があります。その理由は、強制的に口を開かないようにすることにより、下顎が脱力し、下に落ちてしまうことによる気道の閉塞を防ぐことができるからです。

またこれにより口のなかが乾きにくくなるため、虫歯や風邪の予防効果にもつながることになります。ただし、鼻炎などで鼻づまりを起こしている人は危険なため、ちゃんと鼻で息ができるかどうかを確認してから行うようにしましょう。

鼻づまりによる口呼吸
鼻づまりによる口呼吸

さらに人が「口呼吸」をしてしまう原因のひとつに「鼻づまり」があります。「鼻づまり」は風邪で引き起こされたり、アレルギー症状による鼻炎で引き起こされたりするものです。この「鼻づまり」が理由で日常的に「口呼吸」をしてしまう方は、とても多いのではないでしょうか。

<鼻づまりの意外な原因>
この「鼻づまり」を引き起こす原因のひとつに「首の緊張状態」があります。首の筋肉について意識したことはあまりないかと思いますが、実は「鼻づまり」と深く関わっていることがあるのです。

筋肉のなかには無数の血管が通っています。その血管から血液や酸素が身体中に送られているわけです。しかし筋肉が硬くなってしまうとそのなかの血管が細くなるため、スムーズに血液や酸素が送られなくなります。つまり首の筋肉が硬くなっていることで首から上に血液や酸素が十分に送られず、鼻の気道を狭めてしまっているのです。

<首の緊張をほぐす方法>
首の筋肉をほぐす簡単で早い方法として、「首の筋肉をあたためる」というものがあります。その方法とは、水で濡らしたタオルを電子レンジであたためてホットタオルにし、それを首に巻くという方法です。

この方法を試して鼻づまりがよくなった場合、首の緊張が原因で鼻づまりになっていたことがわかるかと思います。ただしホットタオルを用意する際はあたためすぎによるやけどに注意しましょう。

また首のマッサージといった方法もありますが、ひとりでやるには難しく、やり方を間違えれば首の筋肉を痛めてしまうこともあるため、あまりおすすめできません。

改善するべき口呼吸

インビザライン(マウスピース矯正)は、体が体調不良の時や、歯に虫歯や歯周病の症状が表れたりした時は治療を中断することがあります。

口呼吸の悪影響により矯正も十分に行えなくなってしまうことは、できるだけ避けたいとみなさんもお考えになるかと思います。順調に矯正治療を進めるためにも、今からでも口呼吸の改善を始めてみてはいかがでしょうか。

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