マウスピース矯正(インビザライン) コラム
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マウスピース矯正(インビザライン)
2017.05.13

インビザラインの治療に年齢制限は関係あるの?

はじめに

ワイヤーとブラケットを使用しないため、人目を気にすることなく仕事をしながらでも矯正をすることができるマウスピース矯正。そのなかでもあらゆる歯並びの矯正が可能であるインビザラインは、非常に多くの方から注目されています。

しかしインビザラインを始めるにも、年齢的に今から矯正をしても遅いのではないか、と思われている中高年の方は多いようです。はたしてインビザラインに年齢制限はあるのでしょうか?今回はインビザラインが可能な年齢とさまざまな活用法についてご紹介します。

矯正は子供のうちにするもの?
矯正は子供のうちにするもの?

まずはじめに中高年の方々が抱く「矯正治療」に対する印象について触れてみたいと思います。矯正治療といえば「まだ永久歯が生えそろう前の子供のときに行うもの」と考えている方が多いようです。また成人をしてから矯正装置をつけている人をあまり見かけないといったこともあり、余計にそういった思い込みは多いようです。

たしかにこの年代の方々のあいだでは、矯正治療といえば「金属のワイヤーやブラケットの装置」というイメージがこびりついているかと思います。現在の小児矯正においても「金属のワイヤーやブラケットの装置」を使用した治療は非常に多く見られます。

ところが現在行われている成人矯正は、矯正していることがわからず装置が目立たない「マウスピース矯正」が主流となりつつあります。その影響によりワイヤーやブラケットをつける矯正治療を積極的に行っている人をあまり見かけることがなくなってきているのです。その理由は、やはり歯の見た目が悪くなってしまうことにあります。

特に人と顔を合わせて話をする営業業務や接客などの仕事の場合、装置をつけていることで口が動かしづらくなったり、滑舌が悪くなることは非常に致命的です。よって、おもに「仕事に影響すると困る」という理由から、ワイヤーとブラケットを使用した矯正をしている社会人をあまり見かけることがないのです。

インビザラインに年齢制限はあるのか?

ではここでインビザラインにおける「年齢制限」の話に戻ります。結論から言うと、インビザラインに年齢制限はありません。インビザラインによる治療が可能かどうかを分けるのは「歯の健康状態」にあるためです。

そもそも矯正治療を可能にしているのは、歯ぐきのなかに隠されている「歯の根」とそれを覆っている「膜のような組織」です。

実は歯の根は直接歯の骨とくっついているわけではなく、歯の骨との間に「歯根膜」という組織を挟んでいるのです。これは歯を強く食いしばった際や、硬い物を噛んだ時などに歯にかかる負担を受け流すためのハンモックのようなものです。この組織があることにより、もともと歯に力を加えると少し揺れ動く性質があります。

矯正治療はこの組織の「破壊」と「再生」の繰り返しによって行われているのです。そもそも矯正装置により歯を長く固定していなくてはいけない理由は、この組織の「破壊」と「再生」のサイクルを意図的に行うためです。

歯を問わず、全身の組織は我々の意図に関係なく、常に代謝によって古い組織が破壊され、新たな細胞が生み出されるサイクルが行われています。それを利用し、歯を動かしたい位置に動くよう矯正装置で移動させているために歯並びの矯正は可能になっているのです。

よって歯ぐきのなかにある歯の根を覆っている「歯根膜」という組織の代謝がしっかり行われれば、年齢に関係なくインビザラインによる矯正が可能になるのです。

虫歯と歯周病のリスク
虫歯と歯周病のリスク

先程インビザラインに年齢制限はなく、治療が可能かどうかは「歯の健康状態」にあるとお話ししました。つまりインビザラインができなくなってしまうのは「虫歯」と「歯周病」なのです。

インビザラインは、歯に薄いプラスチックでできた装置をはめこむことによって行われます。装置は20時間以上の装着が義務付けられており、食事や歯みがきの時を除けばほぼ一日中つけていなくてはいけません。

そのためもし「虫歯」や「歯周病」になっている歯がある場合、急速に進行してしまうおそれがあるのです。その理由は、歯が装置に覆われていることにより唾液をシャットアウトしてしまい、「再石灰化(唾液のなかにあるミネラルを吸収すること)」が行われないためです。

さらに歯みがきが不十分な場合に不潔になりやすいのが歯と歯のあいだであり、「虫歯」になりやすい状態の場所が装置に覆われることで「虫歯」を作る温床になります。また「歯周病」の場合は、矯正装置などをつけていることで歯に負担がかかり続け、それにより通常より早く「歯周病」が進行することがあります。

もしインビザラインの途中で「虫歯」になってしまった場合、歯の治療を行うことで歯の形が変わってしまいます。そうすると装置が合わなくなるため、装置を作り直さなくてはいけなくなります。

また「歯周病」になってしまった場合、治療をして症状が落ちつくまで装置を外してはいけないため、矯正した歯が後戻りしてしまいます。さらに大きくグラグラしている歯は抜歯しなくてはいけないため、この場合も装置を作り直さなくてはいけなくなります。

このように「虫歯」や「歯周病」により治療を中断しなくてはいけなくなったり、装置を作り直さなくてはいけなくなるとインビザラインは難しくなると言えます。また年齢を重ねるごとに「虫歯」と「歯周病」になるリスクは高くなる傾向があります。それにより40代以降の中高年の方々のインビザラインを難しくしてしまうことはあるかもしれません。

インビザラインのさまざまな活用法

インビザラインをはじめるタイミングは年齢が若ければ若いほど良いとされています。なぜなら若い年齢層は歯の骨がやわらかいために歯が移動しやすいからです。またインビザラインの装置を矯正以外のことにも活用することで、複数のメリットを得られることもあります。ここでは年代別におけるインビザラインの活用例をご紹介します。

<10代の場合>
10代は思春期の頃であり、体の成長とともにホルモンのバランスが崩れやすくなる時期でもあります。そのため目立つ矯正装置をつけて生活を送ることは強いコンプレックスになりやすく、それと同時に虫歯や歯肉炎にもなりやすくなります。そういった時期にインビザラインによる矯正が効果的です。

透明なマウスピースは学校生活を送りながら矯正をしていても相手に気づかれにくく、人目を気にする心配はありません。また家ではフッ素を含んだジェルなどを装置の内側につけてマウスピースをつけておくことにより虫歯予防の効果を得られます。

虫歯や歯肉炎になりやすい時期であるからこそ矯正により歯を磨きやすい状態にし、虫歯予防も同時に行うことには将来に大きな効果をもたらします。

<20代、30代の場合>
20代から30代の方の場合、歯並びのほかに気にされるポイントは「歯の色」です。歯の白さは歯並びと同様にその人の第一印象や表情に影響すると言われています。そのため矯正と同時にホワイトニングを行われるケースもあります。

装置の内側にホワイトニングジェルをつけ、平日は就寝のあいだに、休日は家にいるあいだに矯正を行いながらホワイトニングも行うことができます。ただしセラミックなどの白い被せ物をつけている歯には効果がありませんので気をつけてください。

矯正に年齢制限はなし

インビザラインに年齢制限がないように、矯正治療すべてにおいて年齢制限はありません。歯並びの悪い歯を長く放置すればするほど虫歯や歯周病などにより早く失っていくことになるため、積極的な矯正が推奨されています。

自分の歯を長く使っていくためにもこれからインビザラインをはじめてみてはいかがでしょうか。

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