マウスピース矯正(インビザライン) コラム
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マウスピース矯正(インビザライン)
2017.06.9

技工士ごとのばらつきがないインビザラインによるマウスピース矯正について

はじめに

歯並びを治したいと思ったときに行なわれる治療が矯正歯科治療です。主な治療としては、マルチブラケット法という方法が従来から行なわれており、この分野ではスタンダードとなっていました。これは、歯の表面にブラケットとよばれる金属製もしくはプラスチック製の金具を貼付け、すべての歯のブラケットの中央にある溝に1本のワイヤーを通して、このワイヤーの力で歯を動かす方法です。

さまざまな歯並び症例に対して用いることが出来る優れた方法なのですが、目立ってしまう、歯磨きがしにくくてむし歯や歯周病の原因になりやすい、食事がしにくい、頬や唇等に傷を付けてしまうことがある等のデメリットが存在します。

そこで考案されたのが、マウスピースを使った新しい矯正方法です。マウスピース矯正には何種類かありますが、中でもインビザライン・システムによる矯正歯科治療は、他のマウスピース矯正にはない、コンピュータによる歯の移動予測分析のもと、機械でマウスピースを作っていくという特徴があります。

インビザラインによるマウスピース矯正についてまとめてみました。

マウスピース矯正について
マウスピース矯正について

マルチブラケット法がワイヤーの弾力性を利用して歯並びを動かしていくことに対して、マウスピース矯正は歯を動かす力がかかる様に設計したマウスピースを歯に装着することで歯を動かし、歯並びを治す治療法です。

<マウスピース矯正の特徴>
マウスピースは、透明に近い色をしているプラスチックで出来ているため、一見しただけでは装着しているかどうかわかりにくいです。マルチブラケット法のワイヤーは既製品を使うことが多いのですが、マウスピース矯正の場合は、すべてのマウスピースをひとりひとりに合わせてオーダーメイドで作ります。薄いだけでなく歯の形にピッタリとしているので、マルチブラケット法のような異物感や不快感を減らすことが出来ます。

歯へしっかりフィットし、透明に近い色で目立ちにくいという利点があります。また、取り外せるのもマルチブラケット法にはない利点です。マルチブラケット法の場合、食事の際に食べ物が引っかかったり、挟まったりしやすく、外せないので歯みがきもとても難しいです。一方、マウスピース矯正では、矯正装置をとり外すことが出来るので、食事も今まで通りですし、歯みがきもしやすいです。

ただし、マウスピースを着け忘れたり、着ける時間が短かったりすると、治療の効果が現れにくくなることがあるので注意が必要です。

<マウスピース矯正の方法>
歯型をとり歯の模型を作ります。歯を動かしたい方向に、歯に力がかかるようにしたマウスピースを作り、一定期間そのマウスピースを歯に着けます。歯が動いて予定の位置にまで到達したら、更に歯を動かすように設計されたマウスピースに取り替え、再び一定期間歯に装着するということを繰り返します。これにより歯並びを動かしていきます。なお、一度使ったマウスピースは廃棄されます。

インビザライン・システムのマウスピース矯正の特徴

インビザライン・システムによる矯正歯科治療では、コンピュータが介在して機械がマウスピースをつくるという他にはない特徴があります。

まず、矯正歯科治療を開始するにあたって、歯型をとって歯の模型を作り、顔やお口の写真、レントゲン写真を撮影し、骨格の分析を行ないます。分析データに基づき、治療計画を作成します。ここまでは、他のマウスピース矯正でも同じです。

インビザライン・システムでは、歯の模型やレントゲン写真、矯正歯科医が作製した治療計画に基づいて、コンピュータ上で、ひとりひとり異なった3Dグラフィックスが作成されます。コンピュータ上で、歯並びの変化をシミュレートし、最終的な歯並びの位置に至るまでの過程を予測します。そして、最初から最後までの歯の移動モデルを元に、矯正治療の各段階におけるマウスピースを作り上げます。マウスピースはあらかじめ、将来使用する分まで製造されます。

患者はマウスピースを数回分受け取り、おおむね2週間おきに自分でマウスピースを交換することができます。治療の状態を確認するために、矯正歯科医院に通院する間隔は1ヶ月半から2ヶ月ほどです。通院回数が少なくて済むところも魅力のひとつです。

普通のマウスピース矯正とインビザライン・システムを比べると
普通のマウスピース矯正とインビザライン・システムを比べると

インビザライン・システムは他のマウスピース矯正にない長所があります。

<歯型をとるのが、初回だけで済む>
インビザライン・システムによるマウスピース矯正の場合、初回に歯型をとりますが、それ以降は基本的に歯型をとることがありません。普通のマウスピース矯正では、歯を動かすたびに歯型をとって歯の模型を作り、模型上で歯を動かしてマウスピースを作ります。インビザライン・システムには何回も不快な歯型をとるという作業をしなくていいという利点があります。

<コンピュータが作る>
インビザライン・システムでは、コンピュータの歯の移動予測を元に、自動的に機械でマウスピースを作っていきます。一方、普通のマウスピース矯正では、基本的に、歯科医師が歯の模型を削って作った修正模型を元に歯科技工士がマウスピースを作っていきます。全てが手作業により行なわれるのです。したがって、歯科医師や歯科技工士の経験や技術力に左右されるところが大きいです。場合によっては、歯科医師の歯の移動の予測にずれが生じたり、歯科技工士の技術によっては、歯科医師が考えた様に歯が動かなかったりするかもしれません。インビザライン・システムでは、コンピュータが歯の移動を予測して出した指示に基づいて、機械が自動的にマウスピースを作るので、誤差も少なく、均一の精度で作り上げることが可能となっています。

<マウスピースを先の分までもらえる>
インビザライン・システムでは、マウスピースを数回分まとめて受け取ります。予定日になれば、患者自身で定期的に新しいマウスピースに取り替えていくという方法をとっています。そのため、矯正歯科医院を受診する間隔が4〜6週間に1度だけですみます。他のマウスピース矯正と比べて受診の間隔が長くなるので、仕事が忙しい方でも安心です。

まとめ

歯並びを治したいと思った時に行なわれるオーソドックスな矯正歯科治療は、マルチブラケット法です。そのマルチブラケット法による矯正歯科治療には、目立ちやすいという点や違和感などから抵抗感があるという場合、マウスピースを使った矯正歯科治療が可能かどうか相談してみるのもいいでしょう。

インビザライン・システムを使わないマウスピース矯正がダメであるということはありませんが、インビザライン・システムには他のマウスピース矯正にはない長所がたくさんあります。ご自身の生活スタイルに照らしあわせてみて、インビザライン・システムがより適しているようであれば、矯正歯科治療の選択肢のひとつとして考えてみてはいかがでしょうか。

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