マウスピース矯正(インビザライン) コラム
トップページ > コラム > マウスピース矯正(インビザライン) > マウスピース矯正(インビザライン)の種類とその用途|自分に合った矯正治療とは
-->
マウスピース矯正(インビザライン)
2016.10.18

マウスピース矯正(インビザライン)の種類とその用途|自分に合った矯正治療とは

はじめに

現在マウスピース矯正(インビザライン)を行っている医院は非常に多く、矯正専門の歯科医院へ行かなくても矯正治療ができるということが当たり前となりつつあります。そのため今やマウスピース矯正(インビザライン)をしているという歯科医院であれば、どこででも矯正ができると考える方も多くなってきているのではないでしょうか。

しかし、ここでひとつ注意をしておきたいことがあります。マウスピース矯正(インビザライン)は、すべて同じものではありません。一言にマウスピース矯正(インビザライン)といっても装置はメーカーにより異なる種類があり、各医院によって取り扱っているものは違うはず。よってマウスピース矯正(インビザライン)を扱っている医院によっては、複雑な歯並びを治療できるところもあれば、部分矯正といった簡単な矯正治療だけできるところもあるのです。

そのため今回はマウスピース矯正(インビザライン)の装置の種類と、その装置の用途によって行える治療についてご紹介します。

豊富にあるマウスピースの種類
豊富にあるマウスピースの種類

マウスピース矯正(インビザライン)で使用するマウスピースは、多くのメーカーが開発しているため、いくつもの種類があります。

●エシックスとアクアシステム

はじめに「エシックス」と「アクアシステム」という種類の装置についてご説明します。この装置の用途は前歯の矯正を中心とした部分矯正や全体的な歯の軽度の不正歯列を矯正できるプチ矯正であり、複雑な歯並びの矯正には不向きな装置です。

「エシックス」は前歯にできた隙間や、重なり合った歯の矯正が中心の装置。矯正の目的に応じて装置を変形させたり、細工を施したりすることで前歯の矯正をします。それに対し「アクアシステム」は、前歯だけでなく全体の歯の不正な噛み合わせの矯正が可能になります。さらにこの装置でホワイトニングも同時に行うことができるのが特長。

装置を変形させたりする必要がなく、装置をそのまま装着するだけで矯正ができます。しかし、歯の並びが非常にでこぼこな軽度以上の不正な噛み合わせの治療は難しく、その場合はワイヤー矯正の装置や外科治療を併用すれば可能になります。

●アソアライナー

次に「アソアライナー」についてご紹介します。「アソアライナー」はもっとも多くの歯科医院で使用されているメジャーな種類の装置であり、その用途は全体の歯の歯並びや噛み合わせの矯正治療です。この装置ではあらゆる症例の治療が可能になりますが、抜歯が必要な症例の矯正や骨格の治療(外科治療)も必要な症例の矯正は不向きです。

装置は一定の期間ごとに型取りを行った歯の模型をもとにメーカーの矯正プログラムにより作製され、装置をソフト、ミディアム、ハードの3種類を作製します。その目的は歯の矯正を進めていくごとに歯を動かす力も少ない負担で強くしていくため。装着する装置を軟らかく薄いソフトタイプから標準的なミディアムタイプ、そして硬く厚いハードタイプへと徐々に変えていくことで痛みを感じにくいスピードで確実に矯正をしていきます。

●オペラグラス

「オペラグラス」は「アソアライナー」と種類が似ている装置になります。用途は前歯の矯正や全体的な歯並びの簡単な矯正ですが、その作製方法は型取りした歯の模型を3Dスキャナーで読み取り、立体画像データをもとに精密な装置を作ります。よって装置を変形させたりする必要がなく、装置を装着するだけで矯正が可能になります。また装置は「アソアライナー」のように一定期間ごとに歯の型取りを行うことで3種類の装置を作り、矯正を進めていくごとに装置を変えていき、歯を動かします。

●イークライナー

「イークライナー」は装置の作製方法が「オペラグラス」と似た種類の装置です。その用途は全体的な歯の矯正。「オペラグラス」のように型取りした歯の模型を3Dスキャナーで読み取り、CAD/CAMソフトにより精密かつ正確な装置を作製します。

また「イークライナー」では「アソアライナー」や「オペラグラス」のように一定期間ごとの歯の型取りが不要となります。はじめに行った型取り以降、その模型をもとに矯正プログラムのシミュレーションに基づいて段階ごとの装置を作製し、矯正を進めていくごとに装置を交換していきます。そのため、通院の頻度が少なくなるのがこの装置のメリットです。

●DENマウスピース

「DENマウスピース」はこれまでの種類とは一線を画した装置になります。用途は全体的な歯の矯正であり、またマウスピース矯正(インビザライン)では困難と言われていた抜歯を含む矯正治療も可能になります。さらに、装置を装着していなくてはいけない時間を大きく短縮したのがこの装置の特長。従来のマウスピース矯正(インビザライン)では、ワイヤー矯正のように長時間の装着が求められていたため最低でも20時間の装着が義務付けられていました。

しかしこの装置の場合、最低でも8時間から10時間の装着が義務付けられており、これまでの装置との装着時間の差は実に半分以上。そのため日中の活動時間帯は装置を外していても問題がなく、夜間の就寝時間だけ装着しているだけでも問題ありません。ただしこの装置で抜歯を含む難しい矯正治療を行う場合、従来よりも高い費用がかかることがありますので注意が必要です。

●インビザライン

「インビザライン」は世界中の歯科医療から高い評価を集めている、今もっとも最先端と言われている矯正装置です。用途はさまざまな歯並びと噛み合わせの矯正治療であり、これまで矯正を行った膨大な症例データをもとに今なお進化を続けている人気の装置です。そのため「DENマウスピース」のように抜歯を含めた難しい矯正治療が可能になるほか、「イークライナー」のようにコンピュータのシミュレーションで矯正を進めていきます。

それにより歯の型取りもはじめの一度きり。それ以降は装置の交換のみで矯正を進めていくことができます。ただしこの装置は20時間以上の装着が義務付けられています。また費用もこれまでのマウスピース矯正(インビザライン)よりも高めになりますのでご注意下さい。

●ナイトガード

最後に「ナイトガード」についてご紹介します。この「ナイトガード」は矯正治療に使用されるものではありませんが、ある症状において必ず必要となる装置であり、その活躍は以前から現在まで長く続いています。

その症状とは「歯ぎしり」や「食いしばり」です。この症状は人間が寝ている間や無意識のうちに行われる歯の悪癖とも呼ばれるものであり、根本的治療方法は今も明確にはされていません。そのため「歯ぎしり」や「食いしばり」によって歯や顎関節にかかる負担を軽減するのがこの装置の役目であり、場合によっては就寝中だけでなく日中も装着していなくてはいけないことがあります。

その理由は「歯ぎしり」と「食いしばり」はすべて無意識の行動であり、人間は寝ている間だけでなく活動時間帯も何らかの理由で無意識に行っていることがあるからです。「食いしばり」や「歯ぎしり」を放置したままにすることは歯の寿命を縮めたり顎関節症などの原因になるため、症状に心当たりのある方は早めの受診をおすすめいたします。

矯正の目的によって選ばれる装置
矯正の目的によって選ばれる装置

マウスピース矯正(インビザライン)をはじめたいと考えた時は、まず自分の歯のどういったところをどのように治したいのかを明確にし、自身の中でも理想の計画を考えておきましょう。インターネットではどのような装置を使用してマウスピース矯正(インビザライン)を行っているかを公開している歯科医院が多いため、医院選びの時に非常に参考にすることができます。治療に失敗しないマウスピース矯正(インビザライン)にぜひお役立てください。

<サイト運営会社>
株式会社デンタルプロモーション