マウスピース矯正(インビザライン) コラム
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マウスピース矯正(インビザライン)
2016.06.1

マウスピース矯正(インビザライン)のデメリット|欠点を理解して最適な矯正治療を

マウスピース矯正(インビザライン)を始める前に

これまでの矯正治療の概念を一新するマウスピース矯正、インビザライン・システムによる矯正治療は、アメリカ国内を始め、世界中の歯科医療機関からも注目を集めています。日本でも2006年より正式に導入が決まり、それ以降のマウスピース矯正、インビザライン・システムを扱う歯科医院は現在も増加してきています。

また、マウスピース矯正、インビザライン・システムにおいても、あらゆる不正歯列や不正咬合の治療に対応できるよう、新たな機能の導入や開発が進められています。従来のワイヤー矯正でしか治せなかった症例も、マウスピース矯正(インビザライン)によって治すことができれば、身体的負担や精神的負担は非常に軽くなることでしょう。しかし、マウスピース矯正(インビザライン)が自身にとって適切な治療であるか、問題なく行えるかどうかを判断しなくては、その治療の効果は発揮されません。マウスピース矯正(インビザライン)を始める前に、どういったデメリットがあるのか、注意が必要になってくるのかをここでお話ししていきます。

治療のほとんどを自身で管理する
治療のほとんどを自身で管理する

マウスピース矯正(インビザライン)は、ワイヤー矯正のように装置を歯に固定したままではなく、着脱が可能になっています。その理由は、普段通りの食事ができるようにするためと、お口の中のセルフケアが行えるようにするためです。そのため、食後や歯みがきのあとは、必ず装置をつけ、決められた一定の時間以上つけておかなくては矯正の効果が得られません。その決められた時間は、約20時間以上といわれています。

その理由は、歯は24時間力が加えられることで効果的に動くことと、ワイヤー矯正のように装置を固定していないことにあります。歯には、一度動かしたらまた元の位置に戻る特徴があります。そのため、歯を動かしたその位置にある程度固定し続けるためにも装置を装着していなくてはならないのです。ワイヤー矯正の場合は、装置の管理は医師が行っているため、歯が元の位置に戻ることはありません。自己管理が自分には厳しいと思われる患者様にとっては、デメリットに感じられる部分ではないでしょうか?

マウスピースの管理
マウスピースの管理

マウスピース矯正(インビザライン)に使用するマウスピース(アライナー)は、歯に装着し続けることで、ある程度、口腔内の菌が付着します。また装置は透明であるため、汚れや着色がついているとそれらが目立ってしまい、見た目が悪くなります。そのため、歯と同様にマウスピースもしっかり清掃し、清潔にしておく必要があります。

そのほかに、装置は着脱ができるため、誤って紛失してしまったり、破損してしまったりするリスクが出てきます。装置は、再度同じものを作ることができますが、その間の治療は中断することになり、治療の予定が大幅にずれてしまうことがあります。特に、お子様が矯正治療を行っている場合、お子様ひとりでの完全な管理は非常に難しいため、ご家族の協力も不可欠となってきます。ワイヤー矯正の場合はそういったトラブルが無いですが、マウスピース矯正(インビザライン)は患者様の自己管理がとても重要になってくるため、管理部分でいうと、デメリットや欠点と感じる方もいらっしゃいます。

マウスピース矯正(インビザライン)ができる場合とできない場合
マウスピース矯正(インビザライン)ができる場合とできない場合

マウスピース矯正、インビザライン・システムは、その矯正治療自体はどの医師が扱っていても変わることはありません。しかし、マウスピース矯正(インビザライン)によって治療できる症例は、その医師自身の判断によって決められるため、すべての症例が治療できるとは限りません。もし治療ができないと言われた場合、その理由はさまざまであり、また医院によって意見は分かれます。そのなかの例のひとつとしては、非常に複雑な不正歯列、あるいは不正咬合の場合です。

マウスピース矯正(インビザライン)において最適といえる範囲は、軽度~中等度の不正歯列あるいは不正咬合の症例の場合といえます。しかし、矯正治療の際に余分な歯の抜歯が必要と言われた場合や、重度の不正歯列あるいは不正咬合と診断された場合は、ワイヤー矯正の分野となることが多いです。また、歯に重度の歯周病がある場合や、顎関節症の症状がある方などは、すぐに矯正を始めることができず、あらかじめ症状を改善する必要があります。その他にも、歯の被せ物の状態や、普段の生活習慣によってマウスピース矯正(インビザライン)が適応であるかどうかの判断が変わってくることもあります。

無意識に行われている悪癖
無意識に行われている悪癖

マウスピース矯正(インビザライン)は、食事と歯みがき以外では、ほぼ矯正装置をつけておく必要があります。そのため、無意識のうちにお口の中で行っている悪癖がある場合、装置が破損してしまう可能性があるため、注意が必要です。その悪癖のひとつが、歯ぎしりです。

歯ぎしりとは、歯を前後左右に動かし、歯をすり合わせる行為です。この行為は、日常的にあらゆるストレスを受けることで、睡眠時にそれを発散するために無意識に行われるものだそうです。寝ている間は意識がないため、自身で歯ぎしりをしていることを自覚することは非常に難しくなります。そのため、睡眠時に誰かに寝ている様子を観察してもらい、歯ぎしりをしていることを指摘されることで初めて自覚するケースが多いようです。よって、歯ぎしりをしている場合、非常に材質が薄いマウスピースは破損してしまうこともあります。

さらにもうひとつの悪癖が、食いしばりという行為です。これは歯ぎしり同様、睡眠時に行っている場合があり、また昼間に活動している時も行っている場合があるようです。歯とは、口を閉じている時は、上下の歯はある程度離れており、発音や食事の時だけ噛み合わされるものだそうです。しかし、普段から上下の歯が噛み合わさっている場合や、無意識に強く噛み合わせている場合、食いしばりの症状である可能性があるようです。食いしばりもまた、歯ぎしりのように歯に強い力がかかっていることがあるため、装置が破損してしまう場合があるようです。昼間の活動時に行われる食いしばりは、自身で気づくことができる可能性があるため、口の中の状態を意識することで改善されることがあります。

しかし、睡眠時の食いしばりは、歯ぎしりのように口を動かしていないため、誰かに観察をされていても気づかないことが多いようです。しかし、悪癖をしている場合、口の周りの筋肉が強ばる、被せ物が外れやすいなどの傾向があるため、心当たりがある方は治療前に担当医へご相談くださいませ。

これからも変わり続ける矯正治療

マウスピース矯正治療は、マウスピース矯正、インビザライン・システムが開発されてから現在までのあいだに得られた臨床結果により、多くの症例に適応できるようになりました。それと同様に、従来のワイヤー矯正も装置を小さくする、目立たなくするなどの工夫が凝らされてきたことで、以前よりも受け入れやすいように変わってきました。矯正治療を考えられている方や、どの治療方法が最適なのか悩まれている方は、一度ご相談くださいませ。

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