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矯正歯科
2017.01.28

結婚式や成人式等のイベント時のみ一時的に矯正装置を外すことは可能?

はじめに

結婚式や成人式は一生に一度のイベントということもあり、歯並びを気にする人も多いはずです。イベントに向けて矯正を始めても、治療期間が長い矯正治療では、全ての治療が終わらないケースもあるかもしれません。

最近では、ブライダル矯正という言葉も生まれるほど歯並びを気にされる方も増えてきています。では、イベントと矯正治療が重なってしまったとき、イベントの時期だけ矯正装置を外すことは出来るのでしょうか?疑問にお答えいたします。

イベントまでにどれだけ矯正が出来る?

完了までに長い年月がかかる矯正治療ですが、一般的にはどれくらいの期間が必要なのでしょうか?もちろんケースにより異なりますが、1つの目安としてワイヤー矯正の場合1年半から2年半の方が多いといわれています。また、抜歯を伴う場合には期間も長くなります。抜歯後、検査を行い治療開始まで最低1カ月はかかるためです。

なかなかイベントを予想するのも難しいかもしれませんが、少なくともイベントの2年前から矯正を始められれば、安心して治療を進めることが出来ます。イベントの時期が決まっていて、その前に最低限の矯正だけを先に行う場合でも、3~6カ月前には治療を始める必要があります。取り外すことを考慮して、治療を始めていくので治療の進め方が通常と異なることもあります。

<式に合わせて取り外しは可能>
結婚式に合わせて治療を終えることが望ましいですが、歯並びや歯の動き具合によっては、治療途中でイベントを迎えてしまうこともあるかもしれません。そのような場合でも、一時的に装置を取り外すことが出来ます。

何度も取り外してしまうと歯の動きが戻ってしまったり、予定通りの治療が進められなくなる可能性もありますが、イベントの時だけであれば影響もありません。矯正治療を始める前に取り外すことが分かっている場合には、取り外しやすいよう弱めの接着剤で留め具を固定しておきます。イベントの前日から1週間前に装置を外すことで、治療に影響が出ないようにします。歯の後戻りを防ぐため、イベントの数時間以外はマウスピースを装着する必要があります。

トラブル回避のため、治療期間中にイベントの可能性がある場合は、治療前のカウンセリング時に歯科医師にイベントの時期や要望を伝えるようにしましょう。

抜歯をしていると隙間が目立ってしまう?
抜歯をしていると隙間が目立ってしまう?

矯正治療には歯がスペースに収まりきらない場合、抜歯をしてきれいに並べるスペースを確保する方法もあります。スムーズに歯を動かすことが出来ますが、隙間が埋まる前のタイミングで装置を外しイベントに参加することになると、「隙っ歯のように目立ってしまうのでは?」と心配になるかもしれません。

しかしながら、そのような場合には仮歯を入れることで、隙間が分からないように対処をするなどの方法があるため、ご安心ください。隣の歯と同じ色の樹脂で自然に見えるよう調整もしますので、写真でも目立たずに済み、笑顔の時でも気にすることなく写真を撮ることが出来ます。

短期間で行う矯正治療も

治療期間が1年半から2年半とされている矯正治療では、イベントの半年前に治療に来ても完了させることは難しいものです。しかしながら、患者様のご要望を出来る限り叶える方法はあります。

矯正治療は、まずはじめに歯のがたつきをなくし、その後実際の歯の動きを整えていく流れで行います。この治療を行う期間が半年といわれていることから、イベントの前にこのステップを完了させることで、歯のがたつきが気になりにくくなります。

特に目立ちやすい箇所にブラケット(留め具)を付けることで歯を動かしやすくします。イベント後に治療を再開させれば、問題なく矯正治療を続けることが出来ます。中断したい時期などを歯科医師に伝えておくことで最適な治療法を提案してくれるでしょう。

目立ちにくい矯正という選択肢も
目立ちにくい矯正という選択肢も

イベントに合わせて、装置を外すことは出来ますが、歯科医院で治療を行うのは大変と思う方もいるかもしれません。そんな方へおすすめなのが、目立ちにくい矯正治療です。通常は歯の表側にワイヤーを付けて歯を動かしますが、歯の裏側に付ける裏側矯正という方法もあります。表からはワイヤーや留め具が見えないため、矯正していることが分かりにくくなります。

人によっては裏側のワイヤーが舌に当たり違和感があったり、発音がしにくくなるなどのデメリットもありますが、装置を取り外すタイミングを考えることもなく、治療を進めていくことも出来ます。体質により、向き不向きがありますので、歯科医師と最適な治療法を相談するようにしましょう。

治療費は、通常の表側の矯正と比べてやや高くなります。この治療には歯科医師の技術力が必要とされるため、歯科医院によっては取り扱いを行っていない場合もありますので、ご希望の場合にはまず歯科医院へ問い合わせしてみることをおすすめします。

<着脱式の矯正装置を使う>
目立ちにくい矯正装置のほかにも、いつでも取り外すことが出来るタイプの装置を選ぶ選択肢もあります。見えない矯正装置としても知られているマウスピース矯正がこれにあたります。マウスピースを付け替えていくことで歯を動かしていくこの治療法は、お手入れや食事の際には、装置を自分で取り外すことが出来ます。

上記以外の1日の大半は、装着しなければ歯が動かないばかりか、歯の後戻りがおき、マウスピースが装着できなくなってしまう恐れもあります。しかしながら、結婚式や成人式など短時間であれば、外していても問題はないため、イベントが何度かあり外す必要がある方にも向いている治療法です。

まとめ

イベントに備えて矯正治療中であっても装置を取り外すことは出来ますが、歯科医院へ通うなど手間もかかります。早めに治療を始めることが一番ですが、それ以外にも着脱可能な装置選択するなどの方法もあります。また、最近では写真加工も一般的になってきており、写真を修整することで歯のワイヤーを消すなど驚きの技術もあるようです。

イベントが終わったらなるべく早めに歯科医院へ行き、再び装置を取り付けてもらいましょう。あまり長い間放置していると歯の後戻りがおき、元の位置に歯が戻ってしまう恐れがあります。

目安としては遅くとも1カ月以内に装置を付けることで問題なく治療を再開できるでしょう。

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