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矯正歯科
2017.06.3

歯並びが良くなる?ガムを噛むメリットとは

はじめに

ガムは食後に噛むことで口臭の悪化を防いだりエチケットを守ることができると知られています。しかしガムを噛むことのメリットはそれだけにとどまらず、歯並びを良くすることもできるというのをご存じでしょうか?またガムはどんな種類のガムを選んだら良いのでしょうか?

ガムを噛むことのメリットは歯並びを良くできること

ガムと歯の矯正はあまり関係がないように聞こえるかもしれませんが、ガムを噛むことで歯並びを良くすることは可能です。しかしどうしてガムを噛んで、歯並びが良くなるのでしょうか?それは歯並び悪くなってしまう原因に、舌や口まわりの筋肉が深く関係しているからです。

ガムを噛むことによって、舌や口まわりの筋肉を鍛えることができます。舌や口まわりの筋肉は毎日使っていても、悪い癖があると日々少しずつ歯並びがずれていってしまうのです。舌や口まわりの筋肉を上手に使えているかどうかは歯並びに影響していきます。

もし舌や口まわりの筋肉の動かし方に悪い癖がついていると、なかなかきれいな歯並びになりません。ガムを噛むことによって正しく筋肉を使って鍛えることを覚え、悪い癖を改善することで歯並びは良くなっていきます。

ガムで正しい噛み方のトレーニング
ガムで正しい噛み方のトレーニング

悪い癖が染み付いてしまっていると歯並びは悪くなってしまいますが、舌や筋肉を正しく使っていけば歯並びを良くすることができます。良い習慣を作っていくことによって歯並びをきれいにしていきましょう。

<左右の歯でバランス良く噛む>
まずガムを二つ用意します。左右両方の歯を均等に使うように意識してガムを噛んでください。主に前歯ではなく奥歯を使ってガムを噛んでください。ガムを噛む回数は30回が大体の目安で、ガムが柔らかくなるまで噛み続けましょう。

この時に注意してほしいのは、噛み方のトレーニング、と言っても強く噛むことが正しい噛み方のトレーニングではないということです。力強く噛むことは逆に歯に大きな負担をかけてしまいます。強く噛むことではなく、あくまで継続的に、またこまめに噛むことを目標として続けてください。

<噛んだガムで舌もトレーニング>
噛み続けて柔らかくなったガムを使って、舌をトレーニングすることもできます。これはまだ硬いガムだとうまくできないので、ある程度噛んで柔らかくなったガムを使ってください。まずガムを舌の上にのせたら舌を使って、ガムを上あごに押し付けてください。

ここでできるかぎり大きく、広くなるように広げてください。そのまま、ガムを舌で押し付けたまま奥歯を噛んでください。そうすると唾液が出てくるので、唾液がでてきたら舌の根本の部分を動かして唾液を飲み込んでください。ここまでの動作を一つとして、一日のうちに三回ほど行うと良いでしょう。

またガムは携帯しやすいので、ガムを使う舌のトレーニングは外出先などで行うのもおすすめです。毎日トレーニングを続けていくことによって舌の筋力が鍛えられて、舌が本来の正しい位置につくことができるでしょう。

むし歯や歯周病の予防というガムのメリット

むし歯・歯周病は口腔内の二大疾患と呼ばれているほど、多くの人がかかったことがある、もしくは現在もかかっている病気です。歯並びを良くできることもガムの大きなメリットですが、それだけではなくむし歯や歯周病を予防することもできるのです。それはガムを噛むことで唾液の分泌が促されるからです。

唾液の効能はただ口の乾燥を防ぐことにとどまりません。そもそも歯周病もむし歯も、原因となる細菌が口の中に入り、また口の中で菌の数がどんどん増加していくことによって起きる病気です。口の中の環境はもともと細菌が増殖しやすい環境にあるのですが、唾液があることによって細菌の増殖を防いでくれるのです。

唾液が不足するとむし歯や歯周病にかかるリスクは高くなります。しかしガムを噛むことによって唾液が多量に分泌されます。食事中に唾液は多く分泌されるのですが、それに加えて食事後もガムを噛むと唾液がさらに分泌され、むし歯や歯周病を予防することができるのです。

どんなガムを選んだらいいのか?
どんなガムを選んだらいいのか?

歯並びをきれいにするためにガムを選ぶなら、キシリトールが配合されたガムを選ぶと良いでしょう。キシリトールガムが通常のガムと異なる点は、むし歯の原因になりにくいことです。キシリトールが含まれていないガムには、糖分が多く含まれているため、唾液は増えるものの、やはりむし歯ができる可能性も高くなります。

キシリトールは甘味料なので、味は甘く感じます。ガムで使用されている理由としては、一般的な砂糖と同じような目的なのですが、キシリトールの性質上、通常の甘味料と比べるとむし歯の原因菌を抑えられるため、多くの商品で甘味料として使用されています。歯科医院で売られている専売のキシリトールガムは市販のものよりキシリトールが多く配合されているので、歯並び矯正のために使うにはおススメのガムです。

ガムの噛み過ぎの注意点

ですが、ガムを噛むことにはデメリットもあります。ガムを噛み過ぎると、あごの関節のまわりに痛みが生じることがあります。これはガムを噛み過ぎることによって引き起こされます。また強く噛みすぎることは歯そのものにも大きなダメージを与えます。強く噛みすぎていると歯の表面のエナメル質が削れて、噛み合わせがずれていきます。エナメル質が薄くなると、熱いものや冷たいもので歯がしみるということが増え、知覚過敏にもなりかねません。

また頭痛も、噛む筋肉が極度に疲労すると発生しやすくなると言われています。さらに顔のフェイスラインにも影響します。噛む筋肉が発達してくるとその部分の筋肉が盛り上がってたくましく見えます。顔が四角くなり、フェイスラインが張っていき、噛み合わせも深くなります。

もし左右どちらかだけで噛む癖がついてしまっていると、片方の筋肉のみが発達し、さらにその部分の骨も隆起してくるため、顔のバランスが左右非対称になってしまいます。

ここにあげたすべてが起こるとは限りませんが、ガムを噛み過ぎることの悪影響として起こり得ると認識しておくと良いでしょう。ガムを噛むことによって歯の矯正につながる、と言えるのは確かに大きなメリットですが、すべての症例にガムが有効という訳ではありません。ガムは歯の矯正の補助的な方法としてとらえ、どうしても歯並びが気になる場合は矯正歯科に相談してみることを考えてみましょう。

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