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矯正歯科
2017.06.18

プラセンタを矯正歯科医院で

はじめに

プラセンタと聞くと、美容やアンチエイジングが思い浮かぶのではないでしょうか。実はこのプラセンタを歯科治療や矯正治療で取り入れることで様々な効果を得ることができるのです。では歯科治療におけるプラセンタの効果とはいったいどんなものでしょうか。

プラセンタとは?
プラセンタとは?

プラセンタは日本語で「胎盤」を意味し、医療や美容に大きく関わります。歴史は非常に古く、昔から西洋・東洋ともに万能薬として使われてきました。プラセンタには成長因子というものが含まれており、細胞分裂を活発化させ、全身の細胞の新陳代謝を上げてくれる効果があります。

最近よく知られているところでは、美容におけるアンチエイジング効果が高いといわれており、胎盤から抽出したプラセンタエキスを注射やサプリメントといった形で取り入れることでその効果が注目されています。プラセンタは胎盤の成分を科学的に安全に処理し、濃縮したものであるため安全性においても大きな問題はありません。

成分はブタや馬などの動物の他、ヒト由来で作られているものがあります。副作用や感染に関しては、医療用用途ということもあり厳重な管理下のもとで製造されているため、これまで大きな問題報告はされていないようです。

プラセンタの効果

プラセンタは美容面で美肌効果を発揮する一方、医療においても様々な効能を持っており、古くから幅広く用いられています。プラセンタは自己免疫力を上げる作用があり、慢性肝疾患、更年期障害、乳汁分泌不全などの症状に対して効果が期待されている他、抗酸化作用、抗アレルギー作用、血行改善作用、抗疲労作用などがあります。また傷口の治りを早くする創傷治癒促進効果、自然治癒力を高めるといった効果も期待されています。

プラセンタは特記すべき有効成分が存在するというよりは、タンパク質・アミノ酸・糖質・ビタミン・核酸・ミネラルなど多くの成分が含まれることで総合的に働き、効果を発揮しているのではないかと言われています。

歯科とプラセンタ

様々な効果、効能を持つプラセンタですが、歯科についてはどのような効果を発揮するのでしょうか。歯科にプラセンタと聞いてもピンとこないかもしれません。しかしこのプラセンタは、その成分を生かして口腔内に対する症状に適応させることが可能なことから、プラセンタ治療を取り入れる歯科医院が増えてきています。

実際にプラセンタを注射した歯科医師が、繰り返す口内炎や蓄積された疲労感が改善されたと報告しています。またある歯科医院の院長自身が、疲労回復を目的としてプラセンタサプリメントを服用し始めたところ、体調が良くなり肌まで綺麗になったと実感したそうです。そしてこの効果を是非歯科医療においても活用できないかと考え、プラセンタ療法を取り入れ始めたと報告しています。

口腔内におけるプラセンタ使用には注射およびサプリメント、ドリンクがあり、歯科医院や患者様の状態や要望によって使い分けます。即効性は注射ですが、効果を持続させるためにはサプリメントが適しているでしょう。

歯科医療におけるプラセンタの役割と効果とは
歯科医療におけるプラセンタの役割と効果とは

では実際に、プラセンタが歯科医療に対してどのような効果があるのでしょうか。

<歯周病に対する効果>
歯科におけるプラセンタといえば、まず歯周病に対する効果が挙げられます。1959年に九州歯科大学がまとめた論文の中に歯槽膿漏(現在の歯周病)に対する効果について書かれたものがあったそうです。また歯周病や三叉神経痛、顎関節症に対する臨床報告がされていることから、歯科でもかなり以前からプラセンタを用いた治療が行われていたことがわかります。

<口内炎など口腔内の不定愁訴に対する効果>
歯周病以外では口内炎、口腔乾燥症、味覚障害、舌痛症・口臭など口腔内の症状を補完、代替医療としての可能性があると考えられています。このような症状に対しプラセンタを摂取することで、不定愁訴の改善などに効果が期待されています。

<抜歯後などの傷口の治癒を早める効果>
プラセンタが持つ創傷治癒促進効果、自然治癒力を高める効果から、インプラントなどで抜歯をした際、抜歯後の傷口の回復を早めるためにプラセンタを使うことがあります。

矯正治療にもプラセンタを

上記に挙げたように、プラセンタには傷の治りを早くする作用も含まれています。この効果に着目し、矯正治療でもプラセンタが使うことで、違う側面から矯正治療を支えるのではないかと注目されています。

プラセンタは創傷治癒促進効果があるため、抜歯を伴う矯正治療において、抜歯後に傷口の早期回復目的のためにプラセンタが使われる場合があります。特に矯正治療中は口腔内の衛生管理が難しいため、抜歯した部分が細菌感染しやすくなります。そうなると傷口の回復も遅れてしまうことがあるため、プラセンタを使うことで傷口の早期回復をはかります。

また矯正治療中は口内炎や歯ぐきに炎症が起きやすいことも、矯正治療中によく見られるトラブルです。プラセンタは口内炎など、口腔内のトラブルに対し優れた効果を発揮するため、矯正中にプラセンタを使うことで症状の改善を試みます。

その他、矯正治療中は口腔内の衛生管理が難しく、常に虫歯や歯肉炎になりやすい状態となっています。特にワイヤーを通していることでフロスが通しにくく、汚れが溜まりがちになるため、歯肉炎になる患者様も多くいらっしゃいます。歯肉炎は歯周病の一種です。

プラセンタは古くから歯周病に対し効果、効能が報告されていることからプラセンタを継続的に服用することで、矯正治療中の歯肉炎改善や予防に適しています。このように、矯正治療にプラセンタを使うことで、矯正治療の進行をスムーズに行えることが期待されると言えます。

プラセンタで、快適な生活を

プラセンタが持つ優れた効果を歯科治療、矯正治療に使うことで、口腔内の不快症状だけでなく、体の不調の改善も期待されます。またプラセンタサプリメントは薬局やネットなどでも販売されていますが、口腔内の環境改善を目的に購入する際は、歯科医院でよく相談し、院内で販売されているものを購入するようにしたほうが良いでしょう。

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