矯正歯科 コラム
トップページ > コラム > 矯正歯科 > 矯正治療とホワイトニングは同時に可能?
-->
矯正歯科
2016.08.4

矯正治療とホワイトニングは同時に可能?

歯科矯正治療とは

矯正治療と一言で言っても様々な種類があり、全体的に矯正する方法や部分的に矯正する方法など多種多様です。患者の歯並びや口内の状態によって、可能な矯正治療の方法が異なるため、数ある方法から患者に適した矯正治療を行います。

いつまでに矯正治療を終えたい、見た目で矯正していることを悟られたくないなど、患者の要望に応じた矯正装置を用います。こうしたきめ細かい情報を、カウンセリングを基に導き出します。

歯のホワイトニングの種類や方法
歯のホワイトニングの種類や方法

誰でもキレイな白い歯に憧れるものだと思います。最近は審美歯科と呼ばれる、歯を美しく見せることを専門としている科目がある歯科医院もあります。口元から美しくするという風潮があるのは確かなことです。日本人のような黄色人種は白色人種と比較すると、エナメル質が薄いため黄色く見える傾向にあります。日本人は人種上、歯の色が少し黄色がかっているのが本来は自然な色なのです。

ただ、生活習慣や食生活によって本来の歯の色が損なわれてしまった場合には、白い歯にしたいものです。その場合にホワイトニング(別名:ブリーチング)が用いられます。ホワイトニングは歯を削ることなく、歯の色をシェードガイドと呼ばれる色見本を元に歯科医師と患者が相談して白さの段階を決めていきます。

ホワイトニングは過酸化水素と呼ばれる成分が入ったホワイトニング剤を用いて、これが歯に付着している色素を分解(酸化)することで歯が白くなります。

ホワイトニングには大きく分けて2つの方法があり、1つ目が歯科医院で行われるオフィスホワイトニングです。これは高濃度の過酸化水素を使用して、レーザーや光を照射することで分解作用を活性化させるため、短期間で歯を白くすることが可能となっています。一度の通院で白くなれる訳ではないため、複数回通院する必要があります。

2つ目がホームホワイトニングです。これは文字通り、自宅でホワイトニングが出来る方法です。方法としては歯科医院でマウスピースと呼ばれる型を取り、その内側に過酸化尿素が入ったホワイトニング剤を用います。それを自宅で毎日2時間ほど装着することで、歯を白くしていく方法です。

過酸化尿素は過酸化水素と違い、漂白効果が過酸化水素ほど強くはなく、漂白効果が得られるまで比較的長い期間が必要になります。これは自宅で比較的安全にホワイトニングを可能にするために、薬剤の成分が弱いものが用いられるためです。ただずっと自宅でホワイトニングが出来る訳ではなく、経過観察や追加のホワイトニング剤を受け取るために歯科医院へ通院する必要があります。

白くなれるまでにかかる時間で言うのなら、オフィスホワイトニングは短期間で、ホームホワイトニングは長期間かかります。また費用の面では、オフィスホワイトニングの方が高く、ホームホワイトニングが前者と比較すると安い傾向にあります。

他にも上記の2つの方法を併用した、デュアルホワイトニングという方法もあります。これは両者の長所を活かして、更に短期間での漂白効果が得られる方法です。

どのホワイトニングの方法で行うかは、患者がいつまでに白くしたいか、自宅で2時間装着可能かなど詳細なことを歯科医師とのカウンセリングで方針を決めていきます。ただし白くなることには限界があるので、その点には注意が必要です。

矯正治療とホワイトニングを同時に行うには?
矯正治療とホワイトニングを同時に行うには?

矯正治療には長い時間がかかり、またホワイトニングにも長期間かかるという特徴があります。これらを同時に行いたい、そんな欲張りとも言える方法が実はあるのです。

主な矯正治療はワイヤーやブラケットと呼ばれる矯正装置を歯に装着して、矯正治療を行います。これらは矯正治療を終えるまで外すことは出来ず、特に金属製の装置だと口内で目立って矯正していることが一目で分かり、かなり目立ってしまいます。またワイヤーなどの矯正装置を装着している間は、矯正治療が完了するまでホワイトニングなど他の治療を行うことができません。矯正装置を付けたくない、そんな時に用いられるのが上記のホワイトニングにもあった、マウスピースを使った矯正治療もあります。マウスピースを使えば、矯正治療をしながらホワイトニングをすることが可能になるのです。

ここからは実際にマウスピースを用いて、矯正治療とホワイトニングを行う方法を紹介します。

マウスピース矯正は歯科医院で歯の型を取り、それを使用して少しずつ歯列を矯正していく方法です。マウスピースは透明な素材を使うので目立つことなく使用でき、また患者自身で好きな時に取り外すことが可能です。ただし、食事や歯磨きの際にはマウスピースを外し、それ以外には常にマウスピースを使用することが求められると共に、それが最も矯正効果が高まる方法です。

矯正治療とホワイトニングを同時に行う方法は、上記のホワイトニングにもあるデュアルホワイトニングで行います。歯の色はホワイトニングで白くした後に、色戻りという元の色に戻ろうとする現象が起きます。そのためオフィスホワイトニングだけ、ホームホワイトニングだけという片方だけの方法だと、白さが定着する前に色戻りを起こしてしまう可能性が高くなってしまいます。

同時に行う方法としてはまず1つ目が、一から矯正とホワイトニングを両方する方法です。2つ目は矯正治療を終えた後でも後戻りという歯並びが悪かった状態に戻ろうとする現象が起こります。再び歯並びが悪くなってしまった場合にはマウスピース矯正が可能であれば、同時に行うことが可能です。3つ目はワイヤーやブラケットなどの治療を現在していて、歯列が整いつつある状態ならばマウスピース矯正へ移行することが出来ます。これを行うことで他の矯正装置を装着している期間を短縮することが可能で、早い時期から同時に行うことが出来るようになります。

このようにマウスピースは一般的には歯の磨耗や噛み締めを防ぐもので使われることがあります。それを矯正の道具としてだけではなく、ホワイトニングにも応用出来るということを知っていると歯科医師に患者側から提案することが出来ます。

ホワイトニングができる条件とは?

誰でも今すぐにホワイトニングが可能かというと、そんなことはありません。まず虫歯がある状態ではホワイトニングをしようとすると、歯科医院で断られる場合があります。

これはホワイトニングで使われる薬剤の中には、虫歯治療の後で入れる詰め物(主に金属)と歯との密着度を弱めてしまう成分が配合されているためです。この成分が働くことで適切に詰め物が保持できなくなるため、虫歯を完治させてからホワイトニングをするように指導されます。

次に女性で妊娠している方です。科学的に証明されてはいませんが、ホワイトニングの薬剤が胎児に悪影響の可能性があるため、ホワイトニングは出産して離乳をするまで控えた方が賢明です。

他の矯正方法でなければ矯正できない場合などでも、矯正治療とホワイトニングを同時に行うことができないケースがあります。歯科医師とのカウンセリングを通して、自身に最適な矯正治療を見つけましょう。

<サイト運営会社>
株式会社デンタルプロモーション