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矯正歯科
2017.10.1

発音と歯並びの関係|英語を綺麗に話すためには

はじめに

国際交流が盛んな現代において、「英語」を話せないことは大きな問題となりつつあります。そのため日本でも「英語」を浸透させようとする動きが活発化してきており、平成20年頃には小学校高学年において英語の授業が開始されました。

もっとも、日本は今から10年以上前より「英語」を「第二の公用語」とする動きを見せていました。それは今もまだ実現されていないものの、グローバル化への対応に向けて英語の公用語化は少しずつ実現に向かいつつあります。
そんななか、英語の発音において「歯並び」がとても重要であることが訴えられていることはご存知でしょうか?今回は英会話に大きく影響する「歯並び」についてご紹介したいと思います。


英語の発音は歯並びによって変わる
英語の発音は歯並びによって変わる

「英語」は日本語よりも複雑な発音が求められる言語です。完璧な発音をする必要はありませんが、これから授業で「英語」を学んでいく子供たちや、仕事のために英語を身につけようとしている社会人の方々にとっては大きな壁となる可能性があります。

そこで問題となるのが、歯並びの悪さが英語の発音に影響してしまうということです。これは英語に限ったことではなく、普段から話している日本語でも同様のことが言えます。日本語でも不自由を感じることがあれば、さらに複雑な発音が出てくる英語の発音が難しくなる可能性があります。そこで歯並びが大きく影響する英語の発音をいくつかあげていきたいと思います。

■「s」と発音の区別
歯並びが大きく影響する代表的な英語は、スペルの文頭に「S」がつく英語の発音です。
これらがつく英語を発音する際、とてもよく使われるのが「息を吐く時の音」です。
その音は上下の前歯を軽く接触させ、その時にできた隙間から勢いよく息を吐き出すことで音が出ます。

この独特の息の音は「C」「see(見る)」「sea(海)」のような英語を発音する際に不可欠であり、この音がなくては違う英語の発音になってしまいます。ところが上下の前歯を噛み合わせることができない「開咬(オープンバイト)」という歯並びは、文字通り上下の前歯が接触できないためこの音を出すことができません。そのため「c」「see」「sea」といった英語の発音はできないのですが、逆に「she」(彼女)の発音は「開咬」の方でもできます。

その理由は「she」は「c」や「see」とは異なり、口のなかで「シー」とシンプルに発音するのみで、発音の際の独特の息の音は必要としないためです。

また「s」がつくすべての英単語は、「c」と「see」、そして「she」といった2種類の発音にわかれています。そのため上下の前歯を接触させて息を吐く時の発音ができなくては、すべて「she」と同じ発音の仕方に聞こえてしまうのです。これをしっかり区別して発音するためには前歯の歯並びがとても重要になります。

■「g」と「z」の発音
「s」のつく英語の発音の仕方とよく似ている英語があります。それは「g」と「z」のつく英語の発音です。この2つの英語は、先程の「s」がつく英語の2種類の発音に強く発音するものであるからです。

つまり「g」の発音は「She」の発音に濁点を加えたものであり、「z」の発音は「c」の発音に濁点を加えたものなのです。(「z」の発音のコツは「c」の発音の時に舌を前歯の後ろに強く押し当てながら「ズー」と発音することです)そのためこの「g」と「z」も発音に区別をつけなくてはいけず、歯並びの状態によって「z」の発音が難しくなってしまいます。

■「v」の発音
「b」と「v」はよく発音を混同されがちですが、実は違います。「v」の正しい発音には「b」とは違う独特性があるためです。(「b」は「sea」と同じように口のなかで「ビー」と発音します)

「v」の発音の仕方は、上の前歯で下唇を軽く噛んだ状態で「ブー(ヴー)」と発音します。そのため「v」の発音をしたときに下唇が振動を感じることが特徴です。この時、上の前歯で下唇を噛んでいることにより口のなかの息は外に漏れることはありません。
しかし歯並びが悪いために息が漏れてしまうと、正しい「v」の発音を出すことができません。このため「v」の発音にも歯並びの良さは必須となります。

■「th」の発音
「c」や「see」のように息を吐いて発音する英語以上に独特な発音が求められるのが文頭に「th」がつく英語の発音です。「th」の発音は日本語にはないものであり、この発音があるために英会話が難しい人もいると言えるでしょう。

しかし実際の発音の仕方はいたってシンプルであり、上下の前歯で舌先を軽く噛み、舌を後ろへ勢いよく引いて発音するのが「th」なのです。また「th」を発音する時は舌の動きに重点を置いて発音をするため、「s」のつく英語のようにあまり息を吐くことはありません。しかし歯並びが悪いために口のなかに溜めた息が漏れてしまうと、「s」のつく英語の発音と似た音になってしまうことがあります。そのため息が漏れやすい歯と歯のあいだに隙間がある方や、開咬ぎみの歯並びの方などは、発音を良くするために矯正治療をすることをおすすめいたします。

重要性を増していく小児矯正
重要性を増していく小児矯正

今の日本の子供たちは、その多くが永久歯の大きさと顎の成長がうまく伴わず、小児矯正が必要となっています。また正しい英語を学ぶためには、正しく英語を発音できることも必要であり、正しい発音には正しい歯並びが必要不可欠です。

そのため、これから英語がより広く普及されていくとともに、今よりもさらに子供の歯並びにも関心を持たなくてはいけなくなると思われます。また小児矯正には、将来的に必要となる成人矯正の治療期間の短縮や負担の軽減など、英語の発音以外にもさまざまなメリットがあります。よって、小児矯正に関心がある場合は、早めに治療を開始することをおすすめいたします。

英語が正しく発音できるようになれば、海外のあらゆる英語圏の国においてグローバルに活躍することができるようにもなります。また外国人たちは英語の発音以上に、その人の歯並びの状態をとても気にします。その理由は、歯並びはその人のステータスとして考えられていたり、国によっては八重歯のような歯並びが嫌われているためです。歯並びは国によって価値観がわかれるものであり、さまざまな国においても友好的な人間関係を築いていくためには、きれいな歯並びは必要と言えるかもしれません。

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