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矯正歯科
2017.10.25

液体歯磨き(デンタルリンス)と洗口液(マウスウォッシュ)は違う?正しい使い方とは

はじめに

口腔ケア商品には、口臭予防、強い殺菌力など様々な効果があります。デンタルリンスやマウスウォッシュなど同じような名前で呼ばれていますが、実は液体歯磨きと洗口液に分類できます。ですからデンタルリンスとマウスウォッシュは、本当は同じ物ではありません。似たような名前の商品も多いのでまぎらわしいのですが、液体歯磨きと洗口液の二種類は別物です。液体歯磨きと洗口液の目的や使い方など、具体的にどんな違いがあるのでしょうか?


液体歯磨き
液体歯磨き

すべての商品がそうとは断言できないのですが、デンタルリンスと呼ばれている物の中には液体歯磨きとして使用される物もあります。液体歯磨きとは、簡単に言うと歯磨き粉や練り歯磨きの液体版です。歯磨きの時に使用しますが、使い方は練り歯磨きとは異なります。

まず歯磨きをする前に液体歯磨きの適量を口の中に含んでから、20秒から30秒ブクブクうがいをします。液体歯磨きの使用時に必要なのはあくまでブクブクうがいで、喉の奥でする音を立ててするガラガラうがいとは違います。口を閉じて、液体をまんべんなく行き渡らせるためによく頬も動かしてブクブクうがいをしていきます。

そしてうがいが済んだら液体歯磨きは吐き出してしまいます。それから歯ブラシでブラッシングをしていきますが、この時は歯ブラシに練り歯磨きなどは何もつけないで磨いていきます。ブラッシングが終わったら水で口をゆすいで終了という順番で歯磨きをしていきます。液体歯磨きの成分をなるべく長く口の中にとどめておきたい場合は、最後に水で口をゆすぐ時にあまり強くゆすがないようにしましょう。商品によってはブラッシング後に口をゆすぐ必要のない液体歯磨きもあります。

練り歯磨きと違って液体なので、口の中のすみずみまで行き渡らせることができ、口の中全体を洗浄できるというメリットがあります。液体歯磨きには研磨剤が入っていない物が多いので、ブラッシング時に研磨剤の粒子によって歯の表面が傷つく心配もありません。もしタバコのヤニや茶しぶ、ワインによる着色を落としたいのなら研磨剤が入っている練り歯磨きを使用するか、歯医者に行ってクリーニングしてもらうとよく汚れが落とせます。

洗口液

これも一概には言えないのですが、マウスウォッシュと呼ばれている商品の中では液体歯磨きではなく洗口液に分類されるものが比較的に多いです。洗口液はブラッシング後の仕上げ剤として使用し、液体歯磨きとは使用法や目的が多少異なるので注意してください。洗口液はブラッシングが終わった後、もうすでに口の中の汚れがある程度落ちてきれいになった状態から、さらに口腔内を清潔な状態に保つために使用します。

洗口液は買った後に水でうすめたりする必要はなく、そのまま使用できるようになっている物が多いです。洗口液の使い方は、適量を口の中に含み20秒から30秒、ここでもブクブクうがいをし、その後に吐き出しておしまいです。液体歯磨きとは違って、使用後に口をすすぐ必要はありません。もし洗口液に含まれるミントなどの香料が口の中に残るのがどうしても気になるのなら少量の水で口を軽くゆすぐ程度なら洗口液の成分がすべて流れてしまうことは無いでしょう。

洗口液は口の中をさっぱりさせ、口臭や口の乾燥予防、保湿や清涼感を得ることを目的に使用します。またむし歯や歯周病の予防にも効果があるので、ブラッシング後だけでなく夜の就寝前に使用するのも効果的です。長時間のフライトや出かけた先などでブラッシングできない時、またブラッシングが上手にできない人などは洗口液を使用すると口の中をスッキリ保つことができるでしょう。

しかし洗口液の目的はあくまで仕上げのみで、プラークを除去したりブラッシングの代わりを果たしたりすることはできません。むし歯や歯周病などの原因となるプラークはブラッシングをした時に多く落とすことができるので、洗口液を使用しているとしても毎日のブラッシングは丁寧に続けましょう。

またアルコールが含まれている洗口液は、口の中に口内炎があったり、歯ぐきが腫れたりしている人、また口が乾燥しやすい人などは使用を避けたほうが良いでしょう。アルコールは口をゆすいだ後のスッキリした感じは強く残るので爽快感は得られるのですが刺激が強く、口の中が乾燥したり粘膜が荒れたりする可能性もあります。コンディションによっては、ノンアルコール性の洗口液を選ぶように気を付けて下さい。

矯正中は液体歯磨きと洗口液の使用がおすすめ
矯正中は液体歯磨きと洗口液の使用がおすすめ

現在矯正中で、口の中にブラケットが入っている人なら液体歯磨きの方が綺麗にブラッシングできるかもしれません。歯磨き粉や練り歯磨きの場合は口の中全体的に歯磨き剤の成分を行き渡らせることが難しいので、液体歯磨きを使用するならブラケットまわりなどを清潔にすること出来るでしょう。

もしマウスピース矯正ならブラッシング時にマウスピースを外せるので、あえて液体歯磨きに変えてブラッシングするまでの必要はないかもしれません。しかしいずれにしろ矯正中は口の中で様々なトラブルが起こりがちです。ですから矯正中はブラッシング後に洗口液を使用することも良い方法でしょう。マウスウォッシュなどの洗口液は歯磨き後の仕上げとして使用し、口臭を抑えたり口腔内を浄化したりする効果を期待できるからです。口臭が発生するのも口腔内環境が悪化していることが原因で起こる口のトラブルの一つなので、洗口液を使用し少しでもリスクを回避できます。

しかし洗口液は決して歯磨きの代わりにはならないということも覚えておきましょう。矯正の間はブラッシングが面倒くさいから取りあえず洗口液でうがいしておしまいにしよう、などとはくれぐれも考えないで下さい。洗口液はあくまで仕上げ用です。せっかく洗口液を使用しても大量のプラークが歯に付着していたら洗口液の殺菌効果がまったく伝わらず、プラークも落とせません。プラークを落とす一番の方法は歯磨きです。

まとめ

デンタルリンス、マウスウォッシュなどどれも口腔ケアには大切な物なので、それぞれの使い方や目的を混同しないようにしましょう。メリットもデメリットも把握した上で、自分に合った商品を選んで上手に活用することによって口腔内をより健康にしていきましょう。

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