矯正歯科 コラム
トップページ > コラム > 矯正歯科 > 子供の歯列矯正は年齢によって治療法が異なるの?
-->
矯正歯科
2017.12.25

子供の歯列矯正は年齢によって治療法が異なるの?

はじめに

子供の矯正は大人の矯正とは違い年齢によって治療法が異なります。矯正と一言に言っても歯にブラケット装置をつける治療方法だけではありません。子供の歯の生え方や年齢によって様々な治療法があるので、どのような違いがあるのかについてご説明します。


子供のうちから矯正を行う8つのメリット

子供の第1期矯正治療は大人の矯正とは違い歯だけを動かすのではなく、あごの成長をコントロールして歯並びを整えていくため様々なメリットがあります。

●虫歯や歯周病になりにくい
●子供のコンプレックスを早期に解消できる
●あごの骨が変形しにくい
●大人の治療に移った時に矯正期間を短縮できる
●仕上がりを綺麗にすることができる
●歯を抜かずに矯正できる
●大きな手術の必要がなくなる
●早期に始めることで治療費が安くなる

もしも両親の歯並びが悪く遺伝している可能性がある場合や検診で「不正歯列」を指摘されたなら早期の矯正治療をお勧めします。

実年齢では判断しない?!歯医者での子供年齢の判断方法
実年齢では判断しない?!歯医者での子供年齢の判断方法

同じ学年の子でも成長が早い子もいれば、遅い子もいると思います。よって矯正治療を行う際には「暦年齢」で判断するのではなく、「生理的年齢」で子供の成長具合を測定します。

■骨年齢
手のレントゲン写真で骨の成熟度を測定します。「拇指尺側種子骨」と呼ばれる親指のところにある骨が出現しているかどうかで思春期に突入しているかを判断します。

■歯年齢
下の奥歯(12歳臼歯)が萌出開始時点なのか、全部萌出終了しているのかで歯の年齢を判断します。

■二次性徴年齢
平均で男子が11歳~12歳、女子が10歳になります。この二次性徴年齢の時期は下あごがよく成長する時期になるためこの年齢に入る前であればあごの成長をコントロールすることができます。

子供の年齢別治療法

実際子供の年齢だけで考えた時どのような治療を行うのかご説明します。あくまで目安になるので矯正を考えている方は一度「生理的年齢」を調べてもらうようにしてください。

■第1期治療(3~12歳)
歯の生え変われの時期で乳歯と永久歯が混ざった歯並び(混合歯列)の時期に行う矯正治療のことを指します。この時期はあごの成長が見られるため、歯を動かす大人の矯正とは違い、あごの成長をコントロールして歯並びを整えていきます。
症例にもよりますが、1年~1年半ほどで治療が終わります。

この時期の矯正装置は歯にブラケットをつけるタイプではなく、ヘッドギアを装着したりプレートやマウスピース等取り外し可能な装置を入れて歯並びや噛み合わせを整えていきます。

■第2期治療(13歳~大人)
永久歯が生え揃った時期の矯正を指します。第2期治療は大人の行う矯正と変わりなく、歯に矯正装置(ブラケット)をつけて行います。矯正期間は第1期からだと短期間で終了できますが、大体1年~2年ほど治療期間が必要になってきます。

第1期治療を終えたらすぐに第2期治療に入るわけでなく、患者さんの意向によって第1期治療だけで終わったり、第2期治療まで数年期間を空けることもあります。

第1期と第2期治療の大きな違い
第1期と第2期治療の大きな違い

第1期と第2期では歯を直接動かしていくのか、あごの成長をコントロールするのかが大きな違いになります。あごの成長が終了する時期には第1期治療を受けることができません。

また、取り外しのできる矯正装置かどうかにも違いがあります。小さいお子さんだと歯に直接つける矯正装置だと磨き残しが増えてしまうため、虫歯のリスクも高くなります。取り外しができる矯正装置だと清掃不良の心配がないため、リスクを軽減することができます。

ただ、きちんと決められた時間矯正装置を装着しなければならない為、それができない子だと矯正期間が延びてしまう可能性が高くなります。きちんとお子さんも「何故矯正装置を使わなくてはいけないのか」きちんと理解させて協力するように指導しなくてはいけません。

子供の歯並びが悪くなる原因は「悪習癖」にある!?

お子さんが次のような習癖をお持ちなら癖を直すだけで歯並びが良くなるかもしれません。

●頬杖をつく
●口呼吸をする
●口をいつも開けっ放しにしている
●指しゃぶりをする
●物を飲み込む時に変な癖がついている
●舌をつきだす
●唇を巻き込んで吸う
●歯ぎしり

歯並びは歯並びを外からの力(口輪筋と頬筋及び上咽頭収縮筋)と内側からの力(舌)のバランスがうまく調和することで美しい歯並びになります。この内側の力と外側の力のどれか1つでも負荷がかかりすぎていると歯並びが悪く変化してしまいます。

これら悪習癖は大人になってからも言えることで、子供の時には綺麗な歯並びだったのに大人になって歯並びが悪くなったという方はこの力のバランスが崩れている可能性があります。

矯正は動的治療(矯正装置を使って歯並びを整える)が終わったら静的治療(リテーナーを使用して歯が元の位置に戻るのを防ぐ)に入ります。悪習癖が矯正後も続いているといとも簡単に元の悪い歯並びに戻ってしまいます。

是非お子さんの歯並びを綺麗に保つためにもこの悪習癖を正してあげるようにしてください。

<サイト運営会社>
株式会社デンタルプロモーション