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矯正歯科
2018.02.28

痛み止めは飲んでもいいの?歯列矯正中に感じる痛みの原因と対処法

はじめに

歯列矯正は、器具によって少しずつ歯を動かしていきます。歯を動かすということは、歯に力が加えられているということです。そのため、少なからず痛みや違和感を感じることになります。「矯正しているから歯が痛い」という話しは耳にしたことがあるかもしれません。人によっては耐えるのが難しい痛みを感じることもあると思います。そこで今回は、歯列矯正の治療中に感じる痛みの具体的な原因とその対処法について解説します。


歯列矯正で感じる痛みの原因
歯列矯正で感じる痛みの原因

歯列矯正において感じる痛みは、基本的に矯正器具を装着して歯を動かすことによって生じます。しかし、歯列矯正中に感じる痛みは、細かく分けるとさまざまな原因によって生じる可能性があります。
まずは「器具を装着した時」です。器具を装着したり、調整した時に痛みを感じることが多いです。特に最初の装着時には、痛みが収まるまで1週間ほどかかるケースもあります。調整時にはそれほどではないと思いますが、少なからず痛みを感じることになるでしょう。
次に「血行不良による痛み」です。歯が動く際には、その血管や神経が引き伸ばされてしまいます。これにより血行が悪くなるのですが、血行悪化によって血管内に老廃物が溜まりやすくなります。これが痛みの原因になるのです。
他には「炎症による痛み」です。矯正器具が口の中の粘膜を傷つけてしまい、口内炎を発生させます。また、かみ合わせが悪くなることによって頬の内側を鋭く噛んでしまい、そこにも口内炎が生じてしまいます。
「ワイヤーが外れて痛む」ということも考えられます。ワイヤー矯正の場合、金属製の器具が外れて歯茎を傷つける可能性があります。矯正器具が欠損してしまい、その破片で口内を傷つけてしまうリスクもあります。
このように、さまざまな理由によって痛みが生じてしまいます。単純な外傷によるものから、矯正器具の特性によって痛みを生じるといった内容まで実にさまざまです。ここで紹介していない理由によって痛みが生じることもあり、場合によっては日常生活に支障が出る可能性もあります。

矯正治療による痛みを和らげる方法

歯列矯正中に感じる痛みを軽減するためには、痛みの原因を特定してそれに応じた方法を実践する必要があります。
例えば器具装着時および調整時の痛みについては、痛み止めを使用する必要があります。時間の経過とともに痛みは自然に収まりますので、その最初期の痛みについては痛み止めで対処することも有効なのです。歯が動くことによる痛みはできるだけ痛み止めを使用しないほうが良いのですが、どうしても痛みに耐えられないというときは痛み止めを使用してください。
次に血行不良による痛みですが、これは自然に収まるのを待ちましょう。血行不良は一時的なものであり、時間の経過とともに痛みは薄れます。
既に発生してしまった口内炎については、これも自然に治るのを待つしかありません。装置の摩擦によるダメージは、専用のワックスを使用することで対処できます。矯正装置の扱いに慣れるまでは、ワックスを使用することをお勧めします。
発生した痛みの原因によって、有効な対策は異なります。痛み止めやワックスのように痛みの軽減・回避に役立つグッズは常に確保しておくようにしましょう。

矯正器具が破損した場合の対処法
矯正器具が破損した場合の対処法

歯列矯正中の痛みの原因の一つに「矯正器具が外れた・破損した」というものがあります。これに関しては発生した痛みよりも、その原因を解消することのほうが重要です。外れたり破損した矯正器具は、歯医者で直してもらう必要があります。
また歯医者では、歯列矯正中に感じる痛みを軽減するための治療を受けることもできます。痛みを抑えるレーザー治療や、自然治癒力を高める高周波治療がこれに該当します。
歯列矯正中に痛みを感じたら、歯医者に行くことも選択肢の一つとなります。器具に問題が生じていない場合でも、痛みの原因を特定し、有効な対策を知ることができます。必要であれば、痛み止めやソフトプレート、リップガードといった道具を処方あるいは紹介してもらうこともできます。

痛み止めだけではだめなの?

痛み対策として有名なのは、やはり「痛み止め」になります。しかし、歯列矯正においてはできるだけ痛み止めには頼らないほうが良いのです。その理由は「歯の移動を妨げる可能性がある」からです。
痛み止めには、炎症を抑える効果もあります。これによって歯の移動を妨げてしまうのです。せっかく矯正器具を取り付けていても、痛み止めを多用してしまうと矯正の時妨げになってしまいます。また、痛み止めは消化器官に負担をかける原因になってしまいます。どうしても耐えられない痛みについては痛み止めを使用することもやむないとしても、できれば痛みに耐えて、矯正に慣れて痛みの原因を回避することをお勧めします。念のため常備しておき、いざという時以外には用いないということを心がけてください。

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