矯正歯科 コラム
矯正歯科
2018.03.10

まだ間に合う?大人になってから始める歯列矯正

はじめに

みなさんは、自分の歯並びに自信がありますか?歯並びに自信がないと、会話中に相手にじっと歯を見られているような気がしてしまったり、なるべく口を開けないように不自然な話し方をしてしまっているかもしれません。「自信はないけど、もう大人になっちゃったから仕方ない…」と歯列矯正をあきらめている方もいらっしゃるかもしれませんね。歯列矯正というと、若いうちに金属を歯の表面に固定して行うものという印象があるかもしれませんが、大人になってから矯正を行うことももちろん可能ですし、十分に効果を得られます。
そこで今回は、大人になってから行う歯列矯正についてお話しいたします。


大人になってからでもできる歯列矯正の方法
大人になってからでもできる歯列矯正の方法

歯列矯正をしたいと思っていても、歯の表面に長い期間器具をつけていなければならないと思うと躊躇してしまう方も多いのではないでしょうか。人前にでる仕事や接客業の方ではなくても、器具が目立たないにこしたことはないでしょう。他にも、仕事中にずっと矯正器具に違和感があって気になってしまうということも避けたいものですね。以下のような矯正方法なら、大人にもおすすめできるのではないでしょうか。

1.裏側ブラケット矯正
歯の裏側にブラケットという器具を装着する方法です。みなさんが「歯の矯正」と言って思い浮かぶ歯の表面にしている器具を歯の裏に装着するので、矯正しているということが最も気付かれにくい方法といえるでしょう。

2.審美ブラケット
歯の表側にブラケットを装着しますが、そのブラケットに透明なプラスチック素材のものや白いセラミック素材の目立たないものを使用します。ブラケットにつけるワイヤーも白く、目立ちにくいです。

3.マウスピース矯正
薄く透明なマウスピースを使用する方法です。食事や歯磨きの際には、マウスピースを取り外すことが可能です。

4.セラミック矯正
元々ある自分の歯にセラミックを被せて色や形を整える方法です。痛みや違和感は少なく、見た目が綺麗になります。

5.部分矯正
前歯だけにブラケット矯正マウスピース矯正を行って歯列を整える矯正方法です。セラミック矯正と組み合わせて行うこともあります。

歯列矯正をするとこんなにいいことが!

矯正治療は、40代を過ぎてから行っても遅くはありません。最近では、日常生活に大きな影響がなく治療ができるようになったため40代、50代で矯正治療を行うという方も増えています。歯並びが整うと、見た目が美しくなるだけでなく体全体に大きなメリットがあります。

1.ストレスが軽減される
自分の歯並びにコンプレックスを感じながら生活していくことは、ストレスになってしまうでしょう。歯列矯正を行うことで、積極的に行動できるようになったり、考え方自体が前向きになったりと精神的にもよい作用を及ぼします。
また、噛み合わせが悪いと神経のバランスにも悪影響を与えます。噛み合わせによるストレスが改善されると、自律神経失調症などの症状が改善されることもあります。

2.消化が良くなる
噛み合わせが整うと、食べ物をしっかり噛むことができるようになります。歯並びが悪いと食べ物をきちんと噛み砕かないまま飲み込んでいることになり、胃に負担をかけてしまいます。しっかり噛むと唾液がたくさん分泌され、消化を助けることになります。
また、噛みやすい歯だけを使って食事をしているとすりへってしまってバランスが悪くなり、歯ぎしりがひどくなってしまうこともあります。

3.口内環境が良くなる
歯列矯正によって歯ならびが凸凹している箇所が整うと歯磨きがしやすくなります。歯の間に磨き残しが多くあると、その分、虫歯や歯周病になるリスクが高くなってしまうので、歯磨きがしやすくなることは口内環境を良くすることにつながりますね。口内が清潔になれば口臭も改善されます。

4.頭痛や肩こりが改善される
噛み合わせは、頭蓋骨のバランスにも影響します。頭蓋骨のバランスが崩れると体の他の部分で調整しようとするため、頭痛や腰痛を引き起こしてしまいます。

5.顔のシワが改善される
噛み合わせが整って顎をたくさん動かして食事できるようになると、表情筋を刺激することになります。顔のシワやほうれい線は口周りの筋肉がたるんでくることによってあらわれてくるので、表情筋を動かすことでシワやたるみの改善につながるでしょう。

注意点
注意点

大人の歯は、すでに骨が固まっているため歯を移動させようとしてもなかなか動かない場合もあります。初めは痛みを感じることも多いでしょう。また、やっと動かしても大人は元に戻ろうとする力も強いので、歯並びがきちんと固定するように3~5年間は保定装置が必要になります。矯正期間に加えてこの保定期間が必要になるということは、長期間矯正治療とむきあわなくてはなりません。
大人の矯正治療に限ったことではありませんが、ほとんどの場合において保険診療外になってしまうので、費用もかかります。時間も費用も必要になってくるので、事前にきちんと歯医者さんと相談して治療に臨みましょう。