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矯正歯科
2018.06.4

叢生・乱ぐい歯になってしまう原因は?デメリットと矯正の方法を解説

はじめに

「叢生(そうせい)・乱ぐい歯」とは、歯があちこちに向いたり重なって生えたりすることで、歯並びがでこぼこになっている状態を言います。八重歯も叢生・乱ぐい歯の一種です。八重歯の場合は「かわいい」と言われることもありますが、見た目の悪さからコンプレックスに感じている人もいるのではないでしょうか。そこで今回は、叢生・乱ぐい歯の原因やデメリットと、実際に行われる歯列矯正の方法について解説していきます。


叢生・乱ぐい歯の原因には先天性のものと後天性のものがある
叢生・乱ぐい歯の原因には先天性のものと後天性のものがある

叢生・乱ぐい歯になる原因には、あごや歯の大きさなどの先天性の原因と、普段の習慣や癖などによる後天性の原因があります。それでは、それぞれについて見ていきましょう。

1.先天性の原因にはあごと歯が関係している
先天性の原因には、あごや歯の大きさが影響しています。あごが小さいのに歯が大きいと永久歯の生えるスペースが確保できません。その結果、歯が正しい位置に生えなかったり、まっすぐ生えなかったりして、叢生・乱ぐい歯の原因になってしまうのです。
また、あごの骨格や歯の大きさは遺伝するため、両親のどちらかが叢生・乱ぐい歯だと、子供もなる可能性が高くなります。

2.後天性の原因は大きく分けて2つある
叢生・乱ぐい歯になってしまう後天性の原因で最も多いのは、普段のくせや習慣によるものです。舌先で前歯を押す癖や口呼吸、幼少期におしゃぶりをしていた人は、叢生・乱ぐい歯になりやすいと言えるでしょう。
また、乳歯がけがや虫歯などの何らかの理由で、生え変わる時期より前に抜けてしまった場合にも叢生・乱ぐい歯になる可能性が高くなります。なぜなら、歯が抜けて空いたスペースに、本来は隣に生えてくるはずの歯が間違えて生えてくることもあるからです。

叢生・乱ぐい歯のデメリット

叢生・乱ぐい歯にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。

まず、気になるのが見た目の問題です。八重歯は「かわいい」と言われることもありますが、全体的には見た目の印象が悪く、コンプレックスに感じている人もいます。人と話す時や写真を撮る時には、口元を隠したりする人もいるでしょう。

次に問題となるのは、噛み合わせが悪いことです。叢生・乱ぐい歯は歯並びがガタガタになっているので、噛み合わせも悪くなりがちです。噛み合わせが悪いと、以下のようなことが起こります。

■食べ物をうまくかみ砕くことができない

■発音がしにくくなる

■肩こりや頭痛の原因になる

また、噛み合わせの悪い部分では歯にかかる負担が大きくなり、歯の寿命が短くなってしまいます。

さらに、歯が重なっていることも多いため、歯磨きがしづらいこともデメリットの1つと言えるでしょう。歯ブラシが届かない場所では、食べかすも詰まりやすく虫歯や歯周病になる可能性も高くなります。

このように、叢生・乱ぐい歯には様々なデメリットがあるため、放置せず早めに歯医者で治療について相談してみるとよいでしょう。

叢生・乱ぐい歯の矯正方法
叢生・乱ぐい歯の矯正方法

叢生・乱ぐい歯の治療では次のような歯列矯正が行われます。

■ブラケット矯正
ブラケット矯正とは、歯にブラケットと呼ばれる金属の装置を付け、そこにワイヤーを装着して歯を動かす矯正方法です。叢生・乱ぐい歯だけでなく、出っ歯やすきっ歯など他の不正咬合が見られる場合にも柔軟に対応することができます。
あごに対して歯の数が多かったり、大きすぎたりして歯を動かすスペースがない場合には、抜歯が行われることもあるでしょう。治療が完了するまでに約2年かかります。

■部分矯正
奥歯の噛み合わせに問題がない場合には、前歯だけを矯正する部分矯正が適用されます。ブラケット矯正と基本的には同じ方法ですが、ブラケットは全体ではなく動かしたい歯を中心に部分的に装着します。抜歯も必要ないことが多いでしょう。動かす歯の数が少ないので、1年~1年半程度で治すことができます。

■マウスピース矯正
マウスピース矯正とは、自分の歯に合わせたマウスピースを作成し、装着して歯を少しずつ動かく矯正方法です。定期的に作り替えていきながら、時間をかけて歯を動かします。基本的には、軽度の叢生・乱ぐい歯で使用されることが多いでしょう。
また、重度の場合にはブラケット矯正とマウスピース矯正を段階的に使用する方法もあります。
治療方法は、叢生・乱ぐい歯の状態や歯医者によっても違います。まずは、歯医者で相談のうえ、納得いく方法で治療方法を選ぶようにしましょう。

まとめ

叢生・乱ぐい歯は、日本人によく見られる症状の1つです。見た目以外に気になる症状がないからと放っておくと、顎関節症の一因になったり、頭を支えるバランスが崩れたりすることもあります。また、消化器官にも負担がかかるなど、全身に影響を与えることもあるでしょう。歯列矯正による治療は、時間こそかかるものの、確実に治すことができます。叢生・乱ぐい歯が気になる時には、ぜひ一度矯正歯科のある歯医者で相談してみてはいかがでしょうか。

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