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矯正歯科
2018.06.10

矯正中のトラブル!ワイヤー装置が外れた場合の対処法

はじめに

歯列矯正は専用の装置をつけたまま日常生活を送りますから、気を付けてはいても装置に何らかのトラブルが起こってしまうこともあります。器具の不具合や故障といったトラブルが起きた場合、その場の対処法としてどうすれば良いか知っておくことで、器具や矯正治療への影響を必要最低限にとどめられます。今回は、ワイヤー矯正のトラブルについて詳しくご説明します。


どうして矯正装置が外れることがあるの?
どうして矯正装置が外れることがあるの?

そもそも、ワイヤー矯正は治療中常に装着していなければならないもので、患者さん自身での取り外しはできないものなのですが、日常生活や矯正過程で装置が外れることは稀にあります。というのも、ワイヤー矯正の装置自体が「ゆくゆくは外すもの」としてつくられていますから、患者さんの生活では取れにくいけれども治療後は外しやすいというバランスを計算した強度になっているのです。ですから、絶対に取れない、外れないということはないのです。もちろん、治療中は外れないことが前提ではありますから、頻繁に装置が外れてしまう場合は歯医者でしっかりと再調整してもらうことが必要になります。また、矯正の効果が表れて歯が動くことにより外れやすくなる場合もあります。矯正治療によって歯並びが少しずつ変化していくことで、以前に固定した装置の状態では合わなくなってくるのです。歯は気が付かないうちにゆっくりと移動していますから、きちんとその動きに適した矯正装置をつけるためにも、歯医者での定期的な受診とメンテナンスは大切です。

ワイヤー装置が外れた!?自分でできる対処法

「歯列矯正中のワイヤー装置が外れてしまった…」というとき、すぐに歯医者に行くことができれば良いですが、それはなかなか難しいですよね。数日後しかいけないという場合も多くあると思います。そんな時は、まず応急処置としてできることをし、それ以上トラブルを拡げないことが大切です。もちろん、対処法だけでは不十分なことは大いにありますから、時間を見つけて、最終的にはしっかりと歯医者を受診し処置を受けましょう。

■メインワイヤーが外れたときの対処法
ブラケットを通っているメインワイヤーは、強い力が加わるとブラケットから外れてしまったり飛び出てくることがあります。もしもメインワイヤーが外れてしまったら、まずはブラケットに元通り差し込むことができるか確認してください。元の位置に差し込むことができそうであれば、自身で差し込んでしまって問題ありません。ブラケットに差し込むことが難しい場合は、歯医者から処方された専用のワックスを使ってワイヤーをブラケットに固定しましょう。どうしてもブラケットからワイヤーが飛び出てしまうという場合は、飛び出たワイヤーが口内を傷つけてしまう可能性がありますから、飛び出ている部分を爪切りなどで切ってしまいましょう。この時、切り落とされるワイヤーが飛んでしまったり口内に入ってしまわないように、先端をしっかりと掴んで切断するようにしてください。

■リガチャーワイヤーが外れたときの対処法
リガチャーワイヤーとは、ブラケットとメインワイヤーを結ぶ役目を担っているワイヤーのことです。リガチャーワイヤーの結び目はブラケットの横、メインワイヤーの内側にあるのが正しい状態ですが、ふとした衝撃でワイヤーの結び目が外側に飛び出てしまうことがあります。ワイヤーが飛び出たままでは歯茎や口の裏側の粘膜などが傷つく可能性がありますから、爪楊枝など先の細いものを使用して飛び出している結び目をメインワイヤーの内側に押し込むようにして位置を戻してください。

矯正装置が外れないようにするには
矯正装置が外れないようにするには

全くトラブルがなく矯正治療を終えることができれば、それに越したことはありませんよね。装置が外れないように、日常生活で気を付けるべきことはいくつかあります。

■食事をする際に気をつけたいこと
食事は自由にされても構いませんが、装置が外れやすくなるものはできるだけ避けたほうが良いでしょう。例えば、粘着性のある餅やガムといったものは装置にくっつきやすく、故障などにつながることがあります。かたい食べ物も装置に負荷がかかるため頻繁には召し上がらない方が良いですね。特に、氷やあめをガリガリと噛むクセのある方は注意しましょう。

■初めのうちは気になるけれど、我慢!
矯正装置をつけたばかりだと、どうしても口に違和感を感じて装置を触ってしまうことがあると思います。手でも舌でも、無意識のうちに触っているという方もいるのではないでしょうか。少しのつもりでも、触ることによって矯正装置に思わぬ負荷がかかってしまうことがあります。装置が外れる原因にもなりますから、装置には触れないように心がけましょう。

矯正装置が外れてしまったら、まずは患者さん自身でできる対処を施し、それ以上のトラブルを引き起こさないように処置をしてください。ちなみに、対処をするときは口の中に手を入れますから、手はしっかりと洗って清潔な状態を心がけてくださいね。対処後はそのままにせず、可能な限り早急に歯医者でメンテナンスをしてもらいましょう。自身の判断だけで過ごしてしまうと、装置が上手く機能せずに矯正の効果が出にくく、治療が遅れてしまう可能性がありますし、さらに大きなトラブルにつながってしまう可能性もあります。

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