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矯正歯科
2018.06.19

歯科矯正治療中に引っ越しをする場合の治療の継続について

はじめに

歯列矯正は数年という長い治療期間が必要になるものですが、数年先のことなんて何があるかわかりませんよね。ご結婚されたり進学されたりと引っ越しを伴うイベントもあるでしょう。そうした場合、歯列矯正中の治療はどうなってしまうのでしょうか。引っ越しとなると住む地域が変わりますから、転院の必要性もでてきます。治療中に転院しても大丈夫なのか、費用などいろいろと調べて決めた歯医者から移るとなると不安ですよね。今回は、歯列矯正中に引っ越しをする場合の治療についてご説明します。


引っ越しが決まったらまず行うべきこと
引っ越しが決まったらまず行うべきこと

引っ越しが決まり、これまで治療を受けていた歯医者に通えないということがわかったら、早急に現在の歯医者に相談をしましょう。様々な治療計画をもって進められている歯列矯正ですから、今どの段階なのか、今後どうすべきなのかを専門医に洗い出してもらい、転院に向けて次にお世話になる歯医者に引き継ぐべきことをまとめてもらわなければなりません。「面倒なことになってしまった…」と思われるかもしれませんが、早めに相談することで引っ越し先の地域に系列の歯医者がないか調べてもらったり、滞りなく転院できるように対応してもらうことができる場合があります。系列の歯医者があれば情報共有が比較的スムーズに行えますし、治療についても安心して続行することができますよね。

引っ越し先の病院、どう見つけたらいい?

これまで住んでいた地域であれば、病院の良し悪しを聞いたり土地勘があるため地域を絞りやすかったりと歯医者選びにそこまで苦労は必要でなかったかもしれません。しかし、引っ越し先の見知らぬ土地で自身に合った病院を探すのは一苦労ですよね。先ほど述べたように、これまでの歯医者の系列病院があれば紹介してもらって通うことが一番スムーズですが、系列がない歯医者も多くあります。その場合、セカンドオピニオンという形で歯医者を訪問してみることがおすすめです。これまで治療を受けていた歯医者に診断書を書いてもらい、それをもって気になる歯医者に相談をしに行きます。そこで納得のいく相談や話し合いができたのであれば、その歯医者に今後の治療をお願いすることもできます。ただし、セカンドオピニオンはどの歯医者でも行っているわけではなく、事前予約や事前の電話確認などが必要になりますから、その点は注意しておきましょう。

転院すると治療はどこからスタートになるの?

これまで行ってきた治療の続きをそのまま転院先で行うのは少々難しいかもしれません。転院先の歯医者がこれまで通っていた歯医者と同じ治療方針、治療方式をもっているとは限らないからです。また、引っ越し作業中や歯医者に通えていない期間に歯が動いていると、その歯の位置から計算した治療を進めていかなければいけません。歯列矯正を始める際に行ったレントゲン撮影や歯型を採取するといった工程をもう一度行う必要がでてくる可能性もあります。治療自体が初めからやり直しとなるわけではなく、現時点の段階で必要な治療からスタートをしますから、これまでの治療や期間が無駄になるというわけではありません。

治療費はどうなるの?
治療費はどうなるの?

歯列矯正は自由診療に当てはまりますから、歯医者それぞれ治療にかかる費用は異なります。これまでの歯医者での治療費がそのまま転院先に引き継げるかというとその可能性は極めて低く、新しい歯医者が定める費用に従うことになります。もし、これまでの歯医者で既に治療費を一括で支払ってしまっている場合、残りの治療とその期間に合わせて払い戻しがなされることはもちろんあります。ただ、初めに交わした契約書の内容によりますので、治療費の払い戻しについては通っていた歯医者にしっかりと確認することが大切です。契約書に「返金対応不可」と書かれている場合は、残念ですが払い戻しや返金を求めることは難しそうです。では、治療がひと段落して歯並びと噛み合わせを定着させる期間、いわゆる保定期間である場合の治療費はどうなるのかというと、こちらももちろん転院先で費用が変わってくる可能性があります。保定期間がどのくらいかにもよりますし、使用するリテーナーがどの種類かによって追加で費用が発生することは十分に考えられます。他に必要となる費用を挙げるとすると、転院先への紹介状や診断書といった資料に関わる請求があります。これまでの治療方針や経過をしっかりと次の歯医者へ伝える大切なものなので、必要経費として考えておきましょう。

保定期間だからもう転院しなくてもいいかな?と思っている方へ

治療は一旦落ち着いたし、あとは歯並びと噛み合わせが定着するのを待つだけだからわざわざ引っ越し先で新しい歯医者に通う必要はないか!と思われる方もいらっしゃるでしょう。しかし、その考えはとても危険です。保定期間は、これまでの治療をしっかりと根付かせるためのもので、この期間をしっかりと専門医の確認をもって終えなければ長く続いた治療を台無しにしてしまいます。せっかく歯並びや噛み合わせが改善されて美しく整ったところでリテーナーをしっかりとつけていないと、改善された歯並びや噛み合わせが後戻りというものを起こし、元の位置に戻っていってしまうことがあるのです。保定期間については1~3年と個人差があり少々長い期間ではあるのですが、その間の通院は数か月に1度の頻度で構いませんし、保定期間の後半にあるにつれて半年に1回というように通院頻度も少なくなります。面倒だとは思わずに、これまでの治療の成果をしっかりと出し定着させるためにも、新しい歯医者をみつけてしっかりと治療をつづけてください。

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