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矯正歯科
2018.06.22

歯並びに影響する!子供の指しゃぶりの危険性

はじめに

幼児期の子供にみられる指しゃぶり。小さな手をくわえている様子はとても可愛く微笑ましいものですが、いつかはきちんとやめさせなといけないもの。ある程度成長すると、「まだ指しゃぶりしているの?」なんて言われてしまうこともあるでしょうし、何より歯並びに影響が出てしまうことが心配です。子供の指しゃぶりはいつまでOKなのか、歯並びにどのような影響を与えるのかご説明します。


指しゃぶりをするのはなぜ?
指しゃぶりをするのはなぜ?

新生児の頃から指しゃぶりをしていることはごくごく自然なことです。実は、お母さんのお腹の中にいる胎児のときから指しゃぶりをしていることがわかっています。これは人間の本能的なものといわれており、生後に母乳を吸う際の練習であるとも言われています。1~3歳の幼児期の指しゃぶりは、胎児~生後の本能的な行動のなごりとされており、精神安定の意味も含まれています。何かをしていることで落ち着きを保ったり、両親の気を引こうとしたりと指しゃぶりをする理由は様々にあげることができますが、発達期ならではの特徴として、特別心配することはないでしょう。3歳を過ぎて5歳になる頃でも指しゃぶりを続けている子もいます。そろそろ指しゃぶりを卒業してもいい頃なのですが、緊張をしやすい子であったり、不安を感じやすい子である場合は自分を落ち着かせるため、精神安定の意味で指しゃぶりをしてしまう場合があります。一方で、保育園や幼稚園に通うなどのきっかけによって社会性を学び始めると、指しゃぶりをしている自分が恥ずかしいという思いから自然に辞めていく子も多くいます。

いつまでならOK?いつからはNG?

生まれてから3歳頃までの子供は、本能的なものであったり発達期の精神安定の意味で指しゃぶりをしており、ほとんどの子供が辿っていくものですので心配する必要はありません。この時期はまだ乳歯も生えそろっていない場合が多いので、歯並びに大きな影響があるとも言い難く、それよりも子供が落ち着くことのできる行為としてのメリットの方が高いと考えられます。3歳を過ぎてくると、そろそろ乳歯が生えそろい始めます。この時の指しゃぶりはそれまでのクセの延長にもなってきますし、生えそろった乳歯に力が加わって歯がまっすぐに生えなくなったり、噛み合わせが合わなくなるといった歯並びのトラブルにつながることがあります。5歳を過ぎると、乳歯が抜けはじめ今度は永久歯が生えてきますから、この時にまっすぐ歯が生えないと出っ歯や受け口といった噛み合わせの悪い状態を作り上げてしまう可能性が高まります。また、歯の生え方だけではなく、歯の生える向きに合わせて顎の骨も変化をするため、歯がまっすぐに生えるように形成されていた顎の骨が成長段階で形が変わってしまい、結果歯並びが悪くなるということもあります。子供の骨は成長過程にあるため大人と比べて柔らかく、指しゃぶりなどで常に力を加えていると案外簡単に変形してしまうのです。

歯並びが悪いとどんな問題があるの?
歯並びが悪いとどんな問題があるの?

気になって仕方がないほど出っ歯であったり受け口であったり、あまりにも噛み合わせが悪い場合を除いて、多少歯並びが悪いくらいなら大丈夫では?と思われる方も多いかもしれません。しかし、大人と子供の歯並びの良し悪しには大きな違いがあります。それは、子供はこれからどんどん発達と成長をしていくというところです。歯並びは、顎はもちろん頭がい骨の発育、脳の発達に大きな影響をもたらすと考えられています。また、噛み合わせがうまくいっていないばかりに舌足らずな話し方が続いたり、サ行やタ行といった舌をつかった発音が上手くできない発音障害を引き起こす場合もあります。さらに、食事の際に上手に咀嚼することができない、しっかりと食べ物を飲み込むことができないといったトラブルにもつながります。成長過程の子供は生活における様々な行動や方法を身に着けるために練習を重ねますが、歯並びが悪いことでそもそもの段階でつまずきが生じてしまうのです。

子供の指しゃぶりをやめさせるには?誰に相談すればいい?

3歳を過ぎた頃には、少しずつ指しゃぶりをやめさせる練習に取り組んでも良いでしょう。指しゃぶりを見つけたら声をかけて辞めさせることを基本に、指しゃぶり以外に興味を持つことを教えるという方法も効果的です。遊びのレパートリーを増やしたり、社会性を身に着けるために外遊びを増やすこともおすすめです。何をしても指しゃぶりを辞めないという場合は、精神安定が足りていないということも考えられます。保育園や幼稚園の人間関係や家族関係等に問題がないか、子供が大きなストレスを抱えていないかに注意しましょう。家族では解決できそうにない場合は、歯医者さんに相談するのも一つの手です。あまり知られていませんが、歯医者さんでは指しゃぶりを辞めるための方法を提案し、改善できるよう指導をしてもらえます。ご家族だけで抱え込まずに、専門家に状況を話してみることで問題が解消できることも多いのです。

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