矯正歯科 コラム
トップページ > コラム > 矯正歯科 > スマホ病で噛み合わせが崩壊する!?噛み締め癖をチェック
-->
矯正歯科
2018.07.28

スマホ病で噛み合わせが崩壊する!?噛み締め癖をチェック

はじめに

スマホを持っている方に質問です。
スマホを長時間使っていると「スマホ病」になることはご存知ですか。

恐らくほとんどの方が「知っている」と答えたのではないでしょうか。スマホを多用することで姿勢が悪くなり、「スマホ首」や「スマホ症候群」になってしまうことを、スマホ病といいます。
スマホ病は、多くのマスコミが取り上げているので、認知度があります。
では次の質問です。

スマホ病になると「噛み合わせ」や「噛み締め癖」が悪化することをご存知ですか。

これを知っている人は、あまりいないのではないでしょうか。「スマホを長時間見ているだけでなぜ歯に支障が出るのか?」と疑問を持ったのではないでしょうか。
スマホ病がドミノ倒しのように全身の骨格を狂わせていき、とうとう顎の骨、そして歯へと到達するのです。
スマホ病による噛み合わせに不具合が出たら、歯列矯正という治療が有効です。


そもそもスマホ病とは
そもそもスマホ病とは

スマホ病が噛み合わせに与える影響をみる前に、まずはスマホ病そのものについて解説します。
スマホ病と全身の骨は、深い関係にあります。スマホを見るとき、多くの人は頭を体より前に出してしまいます。猫背の形になるわけです。
背筋を伸ばして正しい姿勢でスマホを見ようとすると、どうしてもスマホを持つ腕を上げなければならず、腕が疲れてしまいます。そのため、頭を前に出したほうが長時間スマホをながめることができるのです。
スマホを見るうえでは合理的な猫背姿勢ですが、身体的には破綻をきたします。

人の直立姿勢には元々かなり無理がある

人が直立して姿勢を正すと、「1本」の棒のようになります。人が「1本」になることができるのは、頭と背骨と腰の骨と足の骨のバランスが取れているからです。しかし重量物である頭がてっぺんに位置するこの「1本」は、バランスを崩しやすい構造なのです。

例えばコケシは頭が大きくて胴体が細い「1本」になっていますが、頭をさらに大きくしたら倒れてしまうでしょう。
人の体の場合は、首の骨を支える筋肉を大きくしたり、背骨を微妙に曲げて衝撃を吸収しやすい構造にしたりして、なんとか頭を支えているのです。

首の筋肉や背骨としては、頭に動いてほしくないのです。頭の位置が重心から外れると、首の筋肉や背骨はいつも緊張していないとならないからです。首の筋肉と背骨がその緊張に耐えられなくなったとき、姿勢が崩れます。
スマホを見る姿勢を取ると、頭の位置を重心から外すことになるので、首の筋肉や背骨に絶えず緊張を与えることになります。それで首が凝ったり腰が痛くなったりするのです。
これがスマホ病です。

微妙な噛み合わせのずれはしょっちゅう生じている

次に、噛み合わせについて解説します。
噛み合わせは、意図的に前後左右に大体1~2センチほどずらすことができます。しかし食事をしているときなど、無意識で噛んでいるときは「ほぼ」ずれることなく何回も同じ位置で噛み合わさっています。

しかし姿勢を変えると、無意識による噛み合わせでも「微妙に」ずれるのです。
例えば正しい姿勢で噛んでいるときと、寝ている状態で噛んでいるときは、500マイクロメートルほどずれてしまいます。
また正しい姿勢でも、顎を上げて噛んだときと下げて噛んだときでは、やはり500マイクロメートルほどずれます。
1マイクロメートルは0.000001メートルなので、500マイクロメートルくらいの誤差であれば、これまで噛み切れていた食材が噛み切れなくなったということは生じません。

スマホ病の人は前歯よりで食材を噛むようになる
スマホ病の人は前歯よりで食材を噛むようになる

しかし、スマホ病になって首の筋肉や背骨が変形してしまっている人は、噛み合わせのずれがさらに大きくなってしまうのです。
スマホ病による噛み合わせのずれでは、以前より前歯寄りで食材を噛むようになることがわかっています。

スマホ病の噛み合わせのずれは全身の骨格を狂わせる

噛み合わせが悪くなると、顎の関節に負担がかかります。すると人は無意識に、顎の関節の負担を逃がそうと頭の位置をずらすようになります。頭の位置をずらすと、首の骨や首の筋肉に余計な力が入り、それが背骨に伝わります。

さてここまで、「歯」「噛み合わせ」「頭の位置」「顎の骨」「首」「背骨」の6つの要素が、お互いに影響を与えながら微妙なバランスを保っていることをみてきました。
この6要素のうち1つでも支障が出ると、ドミノ倒しのようにほかの5要素も変調をきたすのです。
ここまでの流れを整理してみましょう。

■「スマホ病」から「噛み合わせのずれ」まで
スマホを見る→頭を前に出す→首の筋肉と背骨に負担→顎の位置がずれる→噛み合わせがずれる

■「噛み合わせのずれ」から「背骨」への影響
噛み合わせがずれる→顎の関節で調整しようとする→頭の位置をずらして調整する→首の骨と筋肉に力が入る→背骨に伝わる

この2つの流れから、スマホ病を引き起こすと、全身の骨格や噛み合わせを巻き込んだ悪循環に陥ることがわかります。

まとめ~「スマホ病かな?」と思ったら矯正歯科クリニックに行こう

スマホ病によって体調に異変が起きたら、噛み合わせのことも心配してください。そのときかかる診療科は、矯正歯科になります。
歯医者は治療に取りかかる前に、「咬合採得(こうごうさいとく)」という噛み合わせのチェックを行います。また、噛み締め癖があるかどうかも調べることができます。
歯列矯正による治療で狂った噛み合わせを修正できれば、全身によい影響をもたらすかもしれません。

<サイト運営会社>
株式会社デンタルプロモーション