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矯正歯科
2016.09.16

歯の矯正治療により期待できる歯以外への効果とは

歯並びを矯正することで、コンプレックスだった口元が劇的に変化し、笑顔に自信が持てるようになることは大変嬉しいことだと思います。それだけではなく、歯の矯正治療を行うことにより、歯並び以外にも体にとって良い効果があります。それは「しっかり噛める」ことです。歯科医院や矯正歯科で行われる矯正治療で、どんな効果や変化が期待できるのでしょうか。

脳の活性化と記憶力の向上
脳の活性化と記憶力の向上

歯列矯正を行うことで全体のバランスが整い、噛みあわせもしっかりします。噛み合わせがしっかりするということは食べ物をしっかりと噛むことに繋がり、それによって脳への血液循環がよくなります。

そして血液のめぐりが良くなることで、脳細胞神経が活発になり脳が活性化され、記憶力が良くなると言われています。言い換えれば噛み合わせのバランスが悪いと脳への血流が不足して集中力や忍耐力が低下し、記憶力も衰えてしまいます。

このように、脳を活性化させるためには歯並びや噛み合わせが大きく関係しています。この点からも、矯正治療は重要な役割を担っていると言えるでしょう。

発音がよくなる

歯並びは、実は発音にも大きな影響を与えます。正しい発音で話すために、歯並びはとても大切なのです。歯並びが良くない人は「さしすせそ」の発音が苦手と言われています。サ行は歯擦音と呼ばれており、前歯を擦りあわせてその間から息が漏れることで発音される音です。

歯並びが綺麗な人は、このサ行が綺麗な発音ですが、出っ歯や歯と歯の間にすき間がある、受け口など前歯の歯並びが良くない人はあまり綺麗な発音ではありません。滑舌の悪さにも繋がるので、矯正治療を行うことで改善と効果が期待できます。そして舌の動きも発音には大きく関わり、総合的な治療や訓練を含めた矯正治療が、効果を高める第一歩となります。

歯周病や虫歯の予防
歯周病や虫歯の予防

歯周病の原因は、プラークと呼ばれる歯垢に棲みつく細菌です。このプラークから出る毒素が歯肉を炎症させ、出血や歯を支える骨を溶かすことで歯をグラグラにします。歯磨きをしっかり行い、磨き残しのないようにすることが大切ですが、歯並びが悪いと歯磨きがしっかり出来ないためプラークコントロールがしにくく、歯周病になりやすくなります。そして歯周病が進行すると歯牙が移動し、そのため歯並びも乱れてきます。歯周病予防には正しいブラッシングと予防でプラークコントロールを良くする事であり、その一環として歯列矯正治療が有効です。

虫歯に関しても、同様のことが言えます。歯磨きで落とせなかった食べカスがやがて虫歯へと進行していきます。歯並びが良くないと、フロスを使っても取りきれない食べカスのために、より虫歯になりやすい環境を作り出してしまいます。歯周病予防と同様、矯正治療をすることできちんとしたブラッシングができるようになり、フロスで間を綺麗にすることで虫歯を予防する効果があるといえます。

なお、矯正治療中はワイヤーやブラケットを装着している部分に磨き残しなどがみられやすいため、家庭での歯磨きが重要になってきます。フッ素配合の歯磨き粉を使う、歯ブラシはワンタフトを使って磨きにくいところを磨くなど、細かい配慮が必要です。

肥満防止

肥満の原因は様々ですが、歯並びの悪さも肥満の原因のひとつにあげられます。歯並びが悪いと奥歯の噛み合わせにも問題が出てきます。このため噛み合わせに問題があると咀嚼力が落ちて食べ物をよく噛まないまま飲み込んでしまい、満腹感を得られないことから食べ過ぎてしまいます。

このようなことを防ぐためには、まず食べ物をよく噛むことです。30回噛むように、と言われるのはここにあるのです。ゆっくりよく噛んで唾液をしっかり出すことで唾液に含まれる消化酵素を分泌し、食べ物と混ざり合って消化しやすくしてから胃に送られます。

このようにしっかり食べ物を噛むことで脳を刺激し、満腹感を与え、食べ過ぎを防ぐことが出来ます。痩せようと無理なダイエットをするよりもこのほうが健康的で、体重に変化も見られやすいでしょう。肥満は成人病の元であり、生活習慣病に深く関わります。肥満を防ぐためにも歯並びが良くない場合は、矯正治療が効果的と言えます。

ストレスの軽減
ストレスの軽減

噛み合わせが悪いことを「不正咬合」と言います。この不正咬合になると、無意識のうちにあごが不自然な動きをしてしまいます。このためあごや首、肩周辺に余計な力がかかり神経や血管を圧迫することで体調不良が起こることがあります。

これがイライラやストレスに繋がってしまうため、原因不明の体調不良の場合は不正咬合が考えられるため、歯科や矯正歯科を受診してみるといいかもしれません。不正咬合が原因であれば、矯正治療で噛み合わせを正しくすることでストレスが軽減されるでしょう。

また野球選手がよく試合中にガムを噛んでいますが、噛むことで脳内に緊張を和らげてくれる物質が分泌するからです。このように、噛み合わせを整えることは精神的にもとても大切なことと言えます。

あごの関節の痛みや音がなくなる

口が開かない、大きく開けたときに耳のそばでカクンと音がする、あごの関節に痛みを感じるなどといった不快症状は、噛み合わせの悪さが影響しているかもしれません。このような痛みや音は、歯軋り、食いしばりなどの他に、上で示した不正咬合が顎関節症の原因になっていると言われています。このような症状は矯正治療により噛み合わせを正しくすることで緩和される効果が期待できます。早めに専門医に相談するとよいでしょう。その他にも矯正治療による小顔効果やいわゆる「ポカン口」と呼ばれる原因である口元周囲の筋肉の機能療法と併せたアンチエイジング効果などが期待できます。

まとめ

このように矯正治療は、見た目の美しさを求めるだけでなく、口の中の「噛む」機能を整える役割と効果があり、全身の健康に深くかかわります。特に噛み合せはとても大切で、歯並びと噛みあわせは密接な関係にあるとおわかりいただけたかと思います。歯並びに関して少しでも気になることがあれば、早めに歯科医院へ相談してみましょう。そして矯正治療が歯並びだけではなく、体全体を健康に導いてくれる効果が実感できると思います。

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