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矯正歯科
2016.09.19

歯科矯正と知覚過敏の関係性

矯正をすると知覚過敏になると耳にしたことがある方もいるかもしれません。そもそも、知覚過敏とはどのような症状を指すのでしょうか。

知覚過敏の原因とは
知覚過敏の原因とは

歯は本来、中心に象牙質の外側にエナメル質があり、外からの刺激から守られています。エナメル質はとても硬い素材で出来ていることから、中の象牙質にまで刺激が伝わることはありませんが、何らかの原因で、象牙質にまで刺激が伝わってしまうと、しみる、痛いなどの症状が現れます。歯ぎしりも原因の1つで、歯の表面が削れてしまったり、亀裂が入るなどするとダメージが伝わりやすくなります。

また、年齢とともに歯ぐきが退縮してくると根に近い部分が露出してしまい、象牙質へダメージが伝わることもあります。

冷たい物を食べたり、歯磨きをしていたり、様々な日常生活の場面で痛みを感じることがあります。このような症状が出るときでも、虫歯や歯周病の可能性はありますので、歯科医師の診断が必要です。

矯正をしていると知覚過敏になりやすい?

矯正をしていると知覚過敏になりやすいといわれることがありますが、本当なのでしょうか?いくつかの原因が考えられます。矯正治療中にはワイヤーを歯に掛けて、少しずつ動かしていきます。その際、少なからず歯の表面にも力が加わり、エナメル質を傷付けてしまう場合があるのです。特に矯正治療を始めた直後は、ワイヤーも固く、一カ所に力が集中しやすい傾向にあります。それにより、外からの刺激が伝わりやすくなり、痛みを感じるケースがあるのです。

その他にも歯を動かすことにより、普段は歯ぐきに覆われていて外から見えない部分が露出することも原因の1つです。

また、歯磨きの際に矯正をしていることで、念入りに磨きすぎ、エナメル質を傷付けているケースもあります。汚れが溜まり、虫歯や歯周病になるリスクは避けなければなりませんが、負荷がかかりすぎないよう、柔らかいブラシで磨くようにしましょう。

矯正中の知覚過敏は一時的なもので、少しの期間で収まるケースもあります。しかしながら、期間をおいても改善がされない場合もありますので、その時には知覚過敏剤の塗布など、治療を行います。コーティング剤は硝酸カリウムという成分で出来ており、象牙質を保護する役割を果たします。

知覚過敏の対策いろいろ
知覚過敏の対策いろいろ

知覚過敏はちょっとした刺激で大きな痛みを感じるものです。風が吹くだけで、しみる場合もあります。

矯正治療中はもちろんのこと、その他の場面でも、活かせる予防策をご紹介します。

まず家庭で出来る予防策としては、市販の予防薬を活用することです。他にもキシリトールガムを噛むだけでも効果が期待できます。唾液の中には、歯の修復を助けるカルシウムやリン酸が含まれています。キシリトールガムを噛むことでこれらの分泌を増やすことが出来るので、効果的です。また、キシリトールは天然由来の成分であることから、虫歯の原因となる酸も作りません。また、虫歯菌であるミュータンス菌の活動を抑えることでも知られています。それによって虫歯の進行を防ぐ効果も期待できるのです。また、食べかすが歯につきにくくなるメリットもあげられます。シュガーレス、糖質ゼロのキシリトールは食後に食べることで、お口の中が清潔な状態であることから、より効果が発揮されます。

レーザー治療で知覚過敏が改善される?

知覚過敏の対策としてレーザー治療という選択肢もあります。レーザー治療は業界を問わず様々な用途に使用されています。レーザーにも種類があり、歯科医院によって炭酸ガスや半導体レーザーなど様々です。知覚過敏以外に虫歯や歯周病の治療で使われるケースの方が多いものです。虫歯の治療では、汚れが付きやすい箇所にレーザーを照射することで、プラークが付着しにくくなる効果が期待できます。歯周病治療においては、歯周ポケットに入り込んだ菌を殺菌するために使用されています。歯周ポケットは人それぞれ形が異なるため、お掃除が大変ですが、レーザーなら隙間にまで届くことから、高い効果が発揮されるのです。知覚過敏の治療では、歯の表面にレーザーを照射することで、膜を作り、刺激が歯に伝わるのを防ぎます。知覚過敏は歯の表面に小さな穴が開いており、そこから象牙質に刺激が伝わっているケースがあるため、レーザーによってその穴をふさぐのです。

レーザーは専門の訓練を受けた歯科医師が行いますので、安全です。レーザー治療は自由診療で行われる治療です。そのため、保険診療と比べ、費用が高額になるケースもあります。治療を始める前に、全体の治療費、治療回数などカウンセリング等で歯科医師へ確認しておくようにしましょう。

まとめ

知覚過敏は大きな痛みを伴うケースもあり、最悪の場合、抜髄を行う場合もあります。原因は様々ですが、よくある原因としては、歯ぎしり等で強い力が加わることが考えられます。歯は本来、神経が中心にあり、象牙質、エナメル質という構造になっています。最も外側のエナメル質は硬く丈夫に出来ていますが、このエナメル質が傷つき、中に刺激が伝わることで痛みを感じるのです。

そして、刺激が伝わる原因として矯正治療もあげられます。ワイヤーによって、歯が動かされるため、歯にダメージが伝わるとともに、普段は歯ぐきに覆われていた部分が露出することで痛みを感じることがあるのです。

知覚過敏の対策として、一般の家庭で行えることもあります。予防薬の使用、キシリトールを含むガムを噛むことで、歯を守る成分を含むだ液が、多く分泌される効果が期待できます。その他にも、歯の汚れが付きにくくなるメリットもあります。

歯科医院で行う対策としては、レーザー治療も有効です。これは歯にレーザーを照射し膜を作ることでコーティングが出来るものです。エナメル質に出来た小さな穴から、象牙質に刺激が伝わるのを防ぐ効果があるのです。

知覚過敏には様々な原因がありますが、矯正治療をはじめることで知覚過敏が引き起こされる可能性もあります。一時的なものですぐに収まる方もいますが、改善がされない場合には、歯科医院で診断を受け、対策を行うことが大切です。

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