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矯正歯科
2016.10.30

矯正治療の必要性とは!?歯科医師会が推進「8020運動」

はじめに

「8020 運動」はご存じでしょうか?欧米やヨーロッパと比べると日本の歯科医療は遅れがちだと言われています。そんな状況を憂い、近年日本の歯科医師会は「8020 運動」というものを進めています。

この運動は「80歳になっても自分の歯を20本以上持って、おいしく食べよう」といったスローガンのもと、展開されている運動のことです。最低でも20本あればおいしく食べることができるとされているので、高齢者の方を対象に口腔ケアを行っています。

ですが、8020運動はなにもお年を召した方だけを対象としているわけではありません。若いうちは自分の歯があって当たり前、おいしく食べることができるのは当たり前という認識をしがちです。ですがそんなことはありません。若いうちからの毎日の歯磨き、定期検診、フロス、虫歯治療などきちんと受けることが後の8020運動につながるのです。そして、8020運動に効果的な治療方法は矯正治療です。矯正治療というとどうしても敬遠されがちですが、その必要性をしっかりとお話ししていきたいと思います。

矯正治療とは?

矯正治療とは歯並びを綺麗にするのが第一目標、というのが世間一般の認識です。そして、見た目のために矯正治療をするのはとても大切なことです。それと同時に見た目と同じくらい意味を持つことがあります。

それは矯正治療によって綺麗な歯並びになることで、段違いに歯のお手入れがしやすくなるということです。歯並びが悪いということと、歯のお手入れがしにくいということはイコールです。歯並びがガタガタだと本来なら届くはずの部位に歯ブラシがあたらず汚れがたまり、そこから虫歯になってしまいます。

歯ブラシが届かないということは、予防しようがないということです。当然、フロスや歯間ブラシも届くことは難しいでしょう。歯科でクリーニングをしてもらってもなかなか難しいかもしれません。そうなるとその虫歯は自分では気がつかないうちに進行してしまいます。すると痛みがでて初めて虫歯治療をしようということになります。虫歯というものは、痛みがでるというころにはかなり進行している証拠です。こうなると神経を取り、銀歯や補綴物になってしまうことはほぼ避けることができません。

そしてそうした部位の治療は歯科医師としてもやりづらいのです。歯科医師とともに苦労することになります。

矯正治療をし、正しく綺麗な歯並びになったとします。するとお手入れがしやすくなり、虫歯になるリスクが減ります。歯並びを綺麗にするだけではなく虫歯予防にも繋がるということです。そして自分のモチベーションも上がります。「こんなにも綺麗になった歯を虫歯にはしたくない!」と思ってしまいませんか?

虫歯の治療でネックとなるのが、銀歯の存在です。虫歯治療をする際、何もしなくてもひどい痛みがある場合、神経をとってしまいます。土台を立て、その上から銀歯や補綴物をかぶせるといった処置を行います。その神経をとった歯の寿命は、健全な歯に比べて格段に短くなってしまいます。

極端な例えをすると神経をとってしまった歯は枯れ木のようなものとされています。神経がないということはその歯に栄養も血液も行き届かないということです。そんな歯の寿命はどうしても短くなりがちです。せっかく痛みがなくなったのに、根本から歯が取れてしまった時のショックは計り知れません。

8020運動をするために
8020運動をするために

8020運動というのは80歳になっても自分の歯でおいしく食べることができる状況です。そのために矯正治療を行うことは決して無駄なことではないと言われています。むしろ推奨されていることです。実際、80歳以上の方で20本以上歯が残っている方の歯並びはとても綺麗で、ご自身のお手入れも行き届いている印象です。

そんな方達は固いものも平気でお召し上がりになりますし、お友達との食事や運動もとても楽しそうに取り組んでらっしゃいます。その笑顔はとても輝いています。

80歳と聞くとどうしてもまだまだ大丈夫だと軽視しがちですが、若い頃行ったことが積み重なって将来をつくるものです。歯科は何も「歯」のことだけを指すわけではありません。話すこと、食べること、生きる上で歯の健康はとても大切なものです。そのためにもしっかりと若いうちから歯科にかかる習慣を持つことをお勧めします。しっかりとかかりつけの医師を持ち、定期検診に行ったり、面倒くさがらず歯磨きやフロス、歯間ブラシを使ったり。いつでも相談できる医師がいるということは心強いものです。

痛くなってから歯科にかかるのではなく、痛くないうちから歯科にかかることが大切です。もしも8020が達成できなかったとしても、きちんと歯科にかかれば、入れ歯などで調整してもらうことで口腔内が良好な環境を維持され、20本あるのと変わらない効果があります。

口腔内の状況によってはしっかりと歯科に通い、自分にあった入れ歯を作ってもらうことが大切です。また、作ってもらったあともそのまま放置するのではなく定期的に検診に足を運び、自分自身の歯のクリーニングや入れ歯の調整をしてもらうことが重要です。

まとめ

日本ではどんどん健康寿命が伸び続け長寿大国とも言われています。一方で、歯のことに関しては他の先進国と比べるとどうしても軽視しがちなのがとても残念だとされています。ですがそんな中でもだんだん歯科にかかる人も増え、今の子どもの虫歯の数は減ってきています。これはとてもいい傾向ではないでしょうか。子どもの虫歯が減っているということはその親御さんの意識がしっかりと歯に向いているということです。歯は一生ものの宝です。

矯正治療は確かに費用も期間もかかります。ですが8020運動に絶大な効果があるとも言えます。矯正治療によって綺麗な歯並び、見た目だけでなく歯の健康も手に入るとなるととても重要だと思えてきます。8020運動は全くの夢じゃないと言われています。そのためにも日頃からしっかりとご自分の歯と向き合い、積極的に歯科に通い、適切な処置、お手入れを行いたいものです。そして80歳になっても全て健康な歯で元気においしく暮らしていきたいものです。

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