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矯正歯科
2016.11.5

矯正治療中での歯の神経への影響について

はじめに

矯正治療というものは何かと不安がつきまとうものです。費用はどのくらいなのか、痛みはどの程度あるのか、歯に負担をかけても大丈夫なのか心配になることも少なくはありません。

そこで、今回は矯正治療中、歯にかかる神経への負担は大丈夫なのか、影響はあるのかを詳しくお話しさせていただきます。

まず始めに矯正治療について

一般的な歯列矯正とは時間がかかるものだと言われています。その理由を簡単にご説明します。矯正治療は装置を歯に使用し、無理のない力をかけながら少しずつ歯を動かしていく方法をとります。無理やり移動させるわけではなく、歯の骨による代謝を利用して行うので、時間がかかるのは仕方のないことなのです。その際、時間をかけるためご自身にかかる負担は少ないとされています。

ですが、矯正治療を始めた際はどうしても違和感が拭えなかったり、痛みがでてしまったりと歯科矯正ならではのトラブルがつきものです。その都度歯科医師に相談し、対処できるものであればしてもらうことをお勧めします。ですがただ単純に、「慣れる」ことで改善するような症状の場合は鎮痛剤を服用することでしか対応してもらえない時もあります。

そして矯正治療自体は、歯科医師にもよりますが永久歯が生え揃うとされる12歳のころから始めるのがベストと言われることが多くあります。子どもの歯は大人の歯とは違い、代謝が活発だということもあり、動きやすい傾向にあるようです。一方、最近では大人の矯正もだんだん増えてきているのも事実です。それだけ日本人の歯に対する意識が高まりつつあるということでしょう。

歯の矯正治療に年齢制限はありませんが、高齢になるにつれ歯周病が進んできたり、どうしても若いころよりも体力が落ちてしまい、歯医者にいくのが億劫、ということは十分に考えられることですので、矯正治療はできるだけ早めに行うことをお勧めします。

歯の神経への影響は?
歯の神経への影響は?

前述したように歯科矯正は、矯正治療ならではのトラブルがつきものです。そして歯の矯正治療中、歯の神経がしみるように痛む時があります。また矯正装置が直接歯の表面にあたることによって歯の表面がすり減ったりかけたりすることもなくはないようです。

ですが、その際歯の神経自体になんらかの問題があるというわけではなく、あくまでも「矯正装置によるもの」です。矯正治療をしている身、自分の子どもにそういったことがあるとどうしても不安にかられてしまうと思います。そういったことも含めて歯科医師に相談してみてください。どんな時に痛みがあるのか、どういった痛みなのか、詳しく説明することが大切です。

矯正治療は先ほども申し上げましたように、骨の代謝を利用して行うものです。基本的に歯の神経に悪影響を与えることは少ないとされています。ですがやはりどうしても歯の神経が痛んだり気になることはでてくるものです。その都度しっかりと歯科医院と連携を取り合い、対処してくことが大切です。

歯の神経を取る時って?

では、具体的に歯の神経に直接影響のある治療方法をお話しさせていただきます。

歯の神経に直接関わりがあるものは虫歯治療、抜歯、歯の根幹治療です。虫歯を治療するために歯を削る時、歯の神経がずきんと痛んだ経験はありませんか?あれは虫歯になっているところが歯の神経に近いため、痛んでいるのです。そして抜歯する時は麻酔を一番始めにしますよね。あの麻酔をしないと抜歯なんてとても痛くてできません。麻酔をすることによって歯の神経を麻痺させ、抜歯による痛みを無くしているのです。

そして根幹治療です。歯の根幹治療というのは文字通り、歯の根を治療するものです。根幹治療は虫歯があまりにひどくなってしまった時に行う治療方法です。何もしていなくても痛みが出る時、冷たいものや熱いものが歯にしみて痛みがある時に行う処置です。つまり歯にある神経を抜いてしまう、という治療になります。この時も麻酔を使います。歯の神経を抜いてしまうことで自発痛(何もしなくても痛い)をなくすことができますし、神経がないので冷たいものや熱いものがしみるということはなくなります。ですが歯の神経を抜いてしまうということは歯の寿命を縮めてしまうということです。できるだけこの根幹治療をしなくてもいいように日頃から歯のお手入れをすることが大切になってきます。

もしも、矯正治療をするうえで歯の神経を抜くことになったら?
もしも、矯正治療をするうえで歯の神経を抜くことになったら?

矯正治療のために歯の神経を抜かなくてはいけなかったり、抜歯をすることになるかもしれないと言われる場合もあるかもしれません。その際はしっかりとした歯科医師から説明があるとは思いますが、患者側としてもきちんと理解、納得をしたうえで同意をしてください。

健康な歯をわざわざ抜いたりするのは大きなリスクを伴うものですし、永久歯は抜いてしまったら一生生えてはきません。歯科医師から説明はあると思いますが、矯正をする本人がしっかりと納得したうえで進めていくことをお勧めします。そしてその際しっかりと説明してくれる歯科医師にかかることが何よりも大切です。

まとめ

矯正治療というものは不安がつきものです。歯科医師に任せきりにするだけでなく、自分自身でもいろいろと調べ知識を持ったうえで臨まれるのがいいかもしれません。歯科医師と連携をとりあい、どれだけ真摯に矯正治療に向き合えるかがポイントです。

矯正治療による歯の神経への影響はどうしても気になるものだと思います。その際はしっかりと歯科医師、歯科医院のスタッフに尋ねてみてください。ネットによる答えや考えは必ずしも全員にあてはまるわけではありません。ネットと全く違う考えを持つ歯科医師もいます。ネットや本はあくまでも「一般論」「その人の考え、見たこと」であって直接あなたの歯の状態を見たわけではありません。そうしたことからもしっかりと目の前にいる歯科医師を信頼することが重要です。

矯正治療は確かに大変です。時間も費用もかかりますし、ストレスもかかるものです。ですがそうして苦労したあとに手にした綺麗な歯並びは一生ものです。どうしても矯正治療中は気持ちが塞ぎがちですがそんな時こそしっかりとモチベーションを高めて矯正治療を行ってください。

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