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矯正歯科
2016.11.20

歯科矯正中にほうれい線はできるのか?老け顔の原因

はじめに

歯並びを歯科矯正で矯正すると顔にも変化があらわれるということが一部で話題になっているようです。そのなかでも注目されているのが『矯正をするとほうれい線ができてしまう』といったもの。

矯正は歯の見た目を改善するだけでなく、歯並びや噛み合わせが悪いことで虫歯や歯周病の原因となることから積極的に治療が勧められてきています。しかし矯正をしたために顔から若々しさが失われてしまうかもしれないとあっては、歯並びや噛み合わせに悩んでいる多くの女性が矯正をためらってしまうことでしょう。

矯正をするとほうれい線は本当にできてしまうのか?そしてもし矯正をしてほうれい線ができてしまった場合はどうすればいいのか?今回は矯正をした場合の顔の変化について詳しく追求してみたいと思います。

矯正によりほうれい線ができる原因
矯正によりほうれい線ができる原因

歯並びを矯正するとほうれい線ができてしまう原因として考えられるのは、『抜歯を伴う矯正』をした場合です。歯を自然な形に並べるためには抜歯の必要があるといったことから、抜歯をしたことで歯が減少し、さらに矯正により歯の全体の位置も変化します。その結果、矯正する前に比べると皮膚がたるみ、ほうれい線ができる、あるいはほうれい線が目立ってしまったといったことがあるようです。

抜歯が必要となり、矯正後の変化が顔にも出やすいケースとしてあげられるのが、上の前歯が前方に突出している『出っ歯』の矯正です。その理由は『出っ歯』は口元の見た目にも深くリンクしており、顔を正面から見た時だけでなく横側から見た時もその特徴がよくあらわれています。そのためどこから見ても歯の状態がわかりやすい『出っ歯』を抜歯とともに矯正することで、その変化は口元にも著しくあらわれわるのです。

その具体的な変化として、前歯が斜めに生えていた状態がまっすぐとなり、さらに歯の本数が減ったことにより歯の位置が全体的に後ろにも下がります。それに伴い口元も後ろにへこみ、突出した前歯によって自然と閉じられなかった唇が何もしなくても閉じられる状態になります。その変化は、正面から見るよりも横側から見た方が歴然としています。しかしそれが却って矯正前より口元の皮膚がたるむ原因となってしまい、ほうれい線も目立ったように見えてしまうのです。

前歯以外の歯の矯正を行った場合では、たとえ抜歯が伴ったとしても口元の変化はあらわれにくく、皮膚のたるみやほうれい線の直接的原因とはなりにくいと考えられます。

<その他の原因>
矯正後に皮膚やほうれい線に変化があらわれる原因として、他にもあげられる例があります。そのひとつは矯正中の食生活です。歯科矯正で装置をつけたあとの食生活は、ある程度制限されてしまうことがあります。繊維が多い食べ物、粘着質のある食べ物などは装置がついている状態の歯では食べづらくなるため、避けるように指示されることがあります。また装置が破損する原因となることから、硬い食べ物や弾力のある食べ物も禁止されることがあります。そのため矯正が終わるまでの間、歯ごたえがあり、よく噛まなくてはいけない食べ物を避けることにより口元の筋肉が衰え、皮膚がたるんだりほうれい線が目立つようです。

さらに何年も長い期間をかけて矯正を行っていると、それと同じぶんだけ歳月をかけて体の老化も進みます。そこに制限された食生活も重なることにより、皮膚やほうれい線にも変化があらわれることが考えられます。

ほうれい線とは
ほうれい線とは

そもそもほうれい線ができてしまう原因とはどういったものなのでしょうか? 肌は加齢とともに自然と皮膚の細胞膜が衰えてしまいます。それにより肌の再生能力も落ちることから皮膚が次第に薄くなり、たるみやしわが目立つようになっていってしまうことがひとつの原因です。

また表情を作る顔の筋肉の衰えにも深い関係性があります。そのため、歯の矯正と皮膚のたるみ、ほうれい線ができることは、直接的に因果関係はなく、あくまで見た目の変化からそのように錯覚してしまっていると言うこともできるのです。

しかし、矯正中の食生活の変化により顔の筋肉が矯正前より衰えてしまうことは否めない点から、無関係と断定することは難しいと言えるでしょう。

<ほうれい線の対策>
では、矯正後にほうれい線ができてしまった場合はどのような対策をすればいいのでしょうか。衰えてしまった皮膚には、美容液を使用したり、保湿をしたり、ヒアルロン酸、コラーゲン、プラセンタなどを肌に与えることにより加齢のスピードを遅らせることができます。

またほうれい線の大きな原因と言われている紫外線の防止が重要と言われています。さらに皮膚の状態よりも重要なのが顔の筋肉と言われています。顔にはたくさんの筋肉が集まっており、その数はまさに30近くもあるそうです。すなわち顔の筋肉を使わなくなってしまうと筋肉の衰えとともに自然と皮膚もたるんでしまい、ほうれい線もできてしまうということです。

顔の筋肉を動かすということは表情を作るということですが、かといってたくさん笑ったりするばかりではあまり意味がありません。その理由は、ほうれい線はまたの名を『わらいジワ』というように、笑えば笑うほど濃く深くなっていく皺でもあるからです。

では、ほうれい線を薄くする効果がある表情筋の鍛え方とはどのようにすればいいのか。その方法のひとつとして一時話題となった『舌を動かす運動』をみなさんはご存知でしょうか。口を閉じた状態で舌を動かすだけの実にシンプルで簡単な運動なのですが、実は非常に顔の筋肉を使って行われる運動であり、実際にやってみると意外にハードなものです。というのも、舌はそれ自体が筋肉でできており、さらに顔全体の筋肉から首の筋肉にまでつながっているのです。そのため『舌を動かす運動』をすることで表情筋が動かされ、皮膚のたるみやほうれい線を改善する効果があります。

表情筋だけでなく顔全体の筋肉が動かされるので、顔の輪郭までもが引き締まる効果があります。さらに舌を動かすことで舌下腺という唾液が出される器官が刺激されるため、たくさんの唾液が分泌され虫歯予防や口臭の改善にもつながります。皮膚のたるみやほうれい線だけでなく、さまざまなことに良い効果をもたらす『舌を動かす運動』を今からでも始めてみてはいかがでしょうか。

まとめ

歯の矯正とほうれい線との関係性は、矯正が直接的な原因ではないものの、ひとつの関連性があるということがわかりました。そのため一部の歯科矯正では、矯正をすることでほうれい線ができてしまう可能性があると唱えているところもあるかもしれません。

しかし矯正をすることで必ずしもほうれい線ができてしまうわけではなく、万が一ほうれい線ができてしまったとしてもそれを改善できる効果的な対策方法もあります。まだ矯正を悩んでいる方はこの機会に治療をはじめてみてはいかがでしょうか。

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